三菱地所ホームの評判はどう?免震・全館空調・保証のリアルな口コミを解説

更新日:
三菱地所ホームの評判はどう?免震・全館空調・保証のリアルな口コミを解説

三菱地所グループの企業である三菱地所ホームは、ツーバイネクスト構法による耐震性や全館空調システム「エアロテック」など、独自の技術で高い住宅性能を実現しているハウスメーカーです。

しかし、気になるのはその評判と住み心地です。実際に三菱地所ホームで注文住宅を建てた人は、どのような評価をしているのでしょうか。

この記事では、三菱地所ホームの基本情報から特徴、実際の口コミを徹底解説します。

三菱地所ホームの基本情報と特長

三菱地所ホームは、東証プライム市場に上場する国内屈指の総合不動産デベロッパー、三菱地所グループの企業です。

三菱地所の2024年3月期の売上高は1兆5,046億円、営業利益は2,786億円で、三菱地所ホームが属する住宅事業の売上高は3,988億円、営業利益は388億円となっています。

また、三菱地所ホームは「資産性」「住み心地」「暮らしのよろこび」の3つの視点から住宅の価値を追求し、注文住宅や分譲住宅、リフォーム、管理などのサービスを提供しています。

注文住宅は、完全フルオーダーの「ONE ORDER」、企画設計注文住宅の「SMART ORDER Fit」、特別注文住宅の「ORDER GRAN」、FMT構法注文住宅の「ROBRA」、特別注文住宅(2×4工法以外)の「Extra」など多彩なラインアップを展開しています。

三菱地所ホームの主な特徴は、以下のとおりです。

  • 耐震性、耐久性、省エネルギー性に優れた「ツーバイネクスト構法」
  • 室内を快適な温度で満たす全館空調システム「エアロテック」
  • 理想をカタチにできるフルオーダーの自由設計
  • 土地探しからアフターメンテナンスまでワンストップで対応
  • 最長50年の長期保証で安心の住まいを提供
  • 三菱地所グループの総合力を活かした家づくりサポート
会社名 三菱地所ホーム株式会社
(MITSUBISHI ESTATE HOME CO.,Ltd.)
設立 1984年7月2日
開業 1984年10月1日
代表者 細谷 惣一郎
本社所在地 東京都新宿区新宿6-27-30 新宿イーストサイドスクエア7階
資本金 4億5000万円(三菱地所株式会社出資)
従業員数 495名(2024年4月時点)
事業内容 戸建注文住宅の設計・監理・施工請負
集合注文住宅の設計・監理・施工請負
リフォームの設計・監理・施工請負
不動産の仲介・媒介・販売・購入
住宅に関するアフターサービス
インテリア関連商品の販売など
許認可 建設業許可/国土交通大臣(特-4)第11333号
一級建築士事務所登録/東京都知事登録第24824号
宅地建物取引業免許/国土交通大臣(10)第3343号
加盟団体 一般社団法人住宅生産団体連合会
一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会

三菱地所ホームの価格情報と坪単価

三菱地所ホームの坪単価は、80万〜200万円程度です。

商品の種類によって価格帯に差があるため、坪単価には少し幅があります。

この価格帯で35坪の家を建てると、建築費は2,800万円〜7,000万円程度になります。

他の主要住宅メーカーの平均坪単価は、以下のとおりです。

住宅メーカー 平均坪単価
三菱地所ホーム 80万〜200万円
日本ハウス 60万〜100万円
ヤマト住建 45万〜75万円
秀光ビルド 60万〜80万円
クレバリーホーム 60万〜80万円
アキュラホーム 60万〜90万円
ミサワホーム 60万〜150万円
ユニバーサルホーム 50万〜95万円
セキスイハイム 75万〜100万円
パナソニックホームズ 80万~100万円
ダイワハウス 45万~165万円

※実際の価格とは異なる場合があります。

三菱地所ホームの坪単価は、他の住宅メーカーと比較してやや高めで高級路線となっています。

参考に、住宅金融支援機構の「2023年度フラット35利用者調査」によると、土地付注文住宅の建築費用と面積の平均は以下のとおりです。

  • 建築費用:3,405.8万円
  • 住宅面積:111.2㎡(約33坪)
  • 融資額:4,171.2万円
  • 自己資金:473.8万円
  • 世帯年収:704.1万円

上記から坪単価を計算すると、約103万円となります。

三菱地所ホームの坪単価は80万〜200万円のため、フラット35利用者調査の平均よりも高くなる可能性があります。

ただし、三菱地所ホームの家は単に高いだけではありません。免震システムやツーバイNEXT構法による優れた耐震性を備え、高級感のある内装や設備、充実した保証・アフターサポートなど、価格に見合った品質と性能を提供しており、多くの人に選ばれています。

ここからは、三菱地所ホームの特徴について見ていきましょう。

免震システム「ピアニシモ」で大切な家族と財産を守る

三菱地所ホームは、高い耐震性能と免震システム「ピアニシモ」を組み合わせることで、地震に強い住まいを実現しています。ピアニシモは以下の3つの技術で構成されており、地震エネルギーを約5分の1、揺れを約10分の1に抑えることが可能です。

  • 十字型転がり支承…地震力が伝わるのを低減
  • 粘性減衰ダンパー…地震エネルギーを吸収
  • 高減衰積層ゴム…揺れた建物を元の位置に戻す

日本は地震が多いため、マイホームの地震対策は欠かせません。三菱地所ホームは、高い耐震性能と先進の免震システムを組み合わせることで、安心・安全な住まいを提供しています。

「エアロテック」で24時間365日の快適空間を実現

三菱地所ホームは、全館空調システム「エアロテック」を採用しています。エアロテックは、高性能除塵フィルターと空気清浄フィルターを搭載し、24時間家全体の空気を清潔に保ちます。

また、ルームコントローラーを使えば、部屋ごとに温度調整が可能です。効率的な冷暖房で快適な室内環境を維持でき、光熱費の削減も期待できます。

吹出口の風向きは調整でき、動作音も静かです。10年保証付きなので、不具合が発生した際も安心してサポートを受けられます。

常に清潔な空気環境を保てるため、快適で心地よい暮らしを実現できます。

自由な空間設計を可能にするツーバイNEXT構法

三菱地所ホームの家は、ツーバイNEXT構法により、高い耐震性・耐久性・省エネルギー性を実現し、自由な空間設計も可能にしています。

ツーバイNEXT構法は、六面体構造の2×4(ツーバイフォー)工法をさらに進化させ、水平・垂直どちらからの外力も面全体で受け止めて力を分散し、変形や崩壊を防ぎます。

ツーバイNEXT構法の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 耐震等級は最高ランクの3に対応
  • 独自に開発した高耐力壁「ハイプロテクトウォール」を外壁に採用
  • 高耐久の床根太「キーラムメガビーム」を使用
  • 最高レベルの遮音性能を誇る「特殊遮音床」を採用
  • 独自技術「ハイサーキュレートシステム」により外気温の影響を軽減

これらの特徴により、地震に強く、優れた断熱性を備えた住まいを実現しています。

阪神・淡路大震災では、全・半壊はゼロで、関西エリアで施工した約65%の物件は損傷も見られなかったとのことです。

三菱地所ホームの『良い口コミ・評判』

三菱地所ホームの口コミや評判を知ると、実際に家を建てた人の満足した点や魅力に感じた点が見えてきます。

三菱地所ホームで実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。

  • 傾向①:提案内容に満足したという声が多い
  • 傾向②:常に清潔な空気環境が維持できるという声が多い
  • 傾向③:地震の際も安心できたという声が多い

それぞれの内容について説明します。

傾向①提案内容に満足したという声が多い

主人と相談して念願のマイホームを購入することになり、巷で信頼と実績があると評判の三菱地所ホームを利用しました。こちらの要望を細かく聞き入れた上で非常に納得できる提案を懇切丁寧にしていただけました。そして、その後の意見をすり合わせていく段階でも、少し無理であろう要望にも出来る限り答えてくれましたし、とても満足のいく結果になりました。値段こそハウスメーカーの中では少し高めの印象は受けますが、一世一代の大切な買い物なので、奮発したかいが合ったと思っています。
引用元:みん評

三菱地所ホームの良い口コミには、提案内容が魅力的だったとの声が多く見られます。同社は「資産性」「住み心地」「暮らしのよろこび」の3つの観点から住宅の価値を追求しており、価格帯はやや高めですが、高品質で、買主の要望を最大限に反映させたプランを提案しています。口コミからは、三菱地所ホームの提案が高く評価され「ここでマイホームを建てたい」と感じた人が多かったことが伺えます。

傾向②常に清潔な空気環境が維持できるという声が多い

夏も冬も非常に快適なことと、ホコリも少なく、小さな虫もエアロテックが吸い取っていくので常にきれいな空間で生活ができます。また思いのほか、ドアのないつながった空間になったことで抜け感がふえ、より広さを感じられています。
引用元:三菱地所ホーム「お客様の声」

三菱地所ホームの良い口コミには、エアロテックに関するものも多く見られます。全館空調システム「エアロテック」は、家全体の空気環境を清潔に保ちながら、快適な温度をキープできます。

部屋ごとに温度調節が可能で、冷暖房効率も高いため、光熱費の削減にもつながる点が特徴です。口コミからも、清潔な空気環境を維持し、快適で心地よい暮らしが実現できるという三菱地所ホームの強みが確かなものであることがわかります。

傾向③地震の際も安心できたという声が多い

三菱地所ホームで家を建てて18年近くになります。その間に大きい地震もありましたが、近所の家に比べても立てかけておいたものが一つ倒れただけで、ヒビも入らず強さを感じました。そして担当さんがすぐに連絡を下さり、ヒビなどないかなど確認してくださったのも良かったです。担当の方が本当に素晴らしい方でした。三菱地所ホームの中ではさほど大きくなく、金額も低めの設定で希望していたにも関わらず、親身に相談にのって下さり、建てた後も毎年年末にはカレンダーを持って足を運んでくださいました。この安心感がメーカーさんの強さなのかなと感じます。18年経っても古さを感じないと知人からも褒めて頂いています。住んでいる私達も未だに「良い家だな~」と思っています。笑
エアロテックも未だに一度も故障していません。 買い替え時期もいい加減そろそろじゃないかと思っていますが、やはり高くても次もエアロテックにする予定です!
引用元:マンションコミュニティ

三菱地所ホームの良い口コミには、地震に強くて安心できたという声も多いです。ツーバイNEXT構法や免震システムを活用し、地震に強い家づくりを実現しています。日本は地震が頻発するため、優れた耐震性能は長く住む上で大きな安心感を与えます。口コミからも地震に強く影響が少ないことが確認でき、安心です。

三菱地所ホームの『悪い口コミ・評判』

三菱地所ホームに関する悪い口コミや評判を確認することで、実際に建てた人が感じた不満点を把握できます。

事前に情報を集めることで、後悔するリスクを抑えられます。

三菱地所ホームで実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。

  • 傾向①:エアロテックはあまりおすすめできないという声もある
  • 傾向②:アフターサポートの対応に不満を抱く声もある
  • 傾向③:設計に関する不満の声もある

それぞれの内容について説明します。

傾向①エアロテックはあまりおすすめできないという声もある

実家は三菱地所ホームで注文住宅で建てました。他のハウスメーカーと比べても特に秀でているところはないと、家族はあまり乗り気ではなかったですが、父の昔からの知り合いの方の関係で安くもなるし、何より恩義があるという昔ながらの考えだったので、決めました。確かに密かに見積もりをとった他のところよりかなり安くしてもらいました。全館空調システムが売りだったのでつけましたが、これはランニングコストがかかり、壊れると全ての部屋の空調がとまり、冬でも寒かったため、あまりオススメできません。修理代も高かったです。ただ、知り合いの方だけあり、対応は後輩の方も含めて良くしてくれました。
引用:みん評

三菱地所ホームの特徴の一つである全館空調システム「エアロテック」について、故障時にすべての部屋で空調が使えなくなるため不便だという声や、予想以上にコストがかかるといった悪い口コミも見られます。実際に使用する前に、ランニングコストがどのくらいかかるのか、故障のリスクや対応方法について担当者にしっかり確認しておきましょう。

傾向②アフターサポートの対応に不満を抱く声もある

設計の質は低い印象。二級建築士が多いが、最後まで自らの設計に責任を持ち、購入者の質問に答えてくれなかったこは残念。途中で営業任せになり、現れなくなった。また、住宅の骨組みが傾いているのを内装部分でかくしていた。(もちろん、指摘するも、構造上は問題はないので、もしやり直すと、一定期間は住めないとの説明で、受けるしかない状況)あとアフターサポートのレスポンスが異常に遅い、アフターは、やっつけで仕事をしている感じが出ている。こちらから何度かRemindしてようやく動く感じ。やる気が感じられない。50年間のアフターサポート・ケアを営業文句にしており、10年毎に修繕という名目でそれなりのメンテナンスFee(数十万)を払う必要がある割には、アフターに相談しても、書類のみで返信があったりとか(口頭説明なし)、急ぎだといっても2か月連絡なかったりと、アフターサービスの質が本当悪いと感じる。
みん評

三菱地所ホームは最長50年間の保証システムを提供していますが、アフターサポートの仕組みや対応に関して悪い口コミも見られます。もし、打ち合わせやアフターサポートの対応に不満を感じた場合は、支店や本部に相談することで改善されることがあります。対応に不満を感じて我慢するのではなく、しっかりと伝えて対処してもらうことも重要です。

傾向③設計に関する不満の声もある

大型冷蔵庫を入れる希望のため設計前から冷蔵庫のカタログを提示しました。しかしその結果、冷蔵庫はいらず。クレームいれたら、鉄骨階段の手すりを外してハウスメーカーのスタッフで何とか入れたものの、冷蔵庫は破損。冷蔵庫代はもちますと言われたものの、今後の冷蔵庫買い替えの際の作業保証はできません、と。メーカーの言い分は、この冷蔵庫がはいるかどうか保証するとは言ってません、とのことでした。その他、部品発注ミスなど頻発で対応もお粗末でした。
みん評

設計が思っていたものと違ったという悪い口コミもあります。後々のトラブルを避けるためにも、要望や提案内容は文書やメールで記録として残し、その都度、認識にズレがないか確認することが大切です。ズレが生じた場合は、早めに打ち合わせを行い、修正が完了するまでしっかりと話し合いましょう。

三菱地所ホームの注文住宅を建てる前に確認すべき3つの重要ポイント

三菱地所ホームで注文住宅を建てる前に、分譲住宅との違いを理解し、具体的な予算を決め、複数の住宅メーカーと比較することが大切です。

これらの3つのポイントを押さえることで、後悔のリスクを減らせます。

ここでは、三菱地所ホームの注文住宅を建てる前に確認すべき3つのポイントを説明します。

分譲住宅との違いも押さえておく

家づくりを始める前に「本当に注文住宅がベストな選択なのか」しっかりと考えることが大切です。

注文住宅の魅力は自由な設計ですが、コストが割高になりがちです。一方、分譲住宅なら 購入前に実際の広さや日当たりなどを確認できます。さらに、注文住宅より割安なため、浮いた予算を設備のグレードアップに充てることも可能です。

分譲住宅でも満足できるのであれば、コストを抑えながら理想の住まいを実現できる可能性があります。

「なんとなく注文住宅のほうが良さそう」「友人が建てたから」といった理由で決めると、後悔することもあるので注意が必要です。

三菱地所ホームでは、完全フルオーダーから企画設計注文住宅まで、さまざまなスタイルの家づくりが可能です。フルオーダー、セミオーダー、分譲住宅、それぞれの特徴を理解し、自分たちに合った選択をしましょう。

理想と予算のバランスを叶えるために必要な注文住宅のコスト意識を持つ

三菱地所ホームで注文住宅を建てる際は、予算を明確に決め、その範囲内で希望する条件の優先順位をしっかりとつけることが大切です。

注文住宅にかかる費用には、建築費、土地代、諸費用があります。予算には限りがあるため、すべての希望を実現することは難しく、各項目に対して適切な予算配分を行うことが必要です。

たとえば、建物の仕様にこだわりたい場合は、立地や広さを妥協して土地代を抑える必要があります。一方で、立地や広さを重視する場合は土地代が高くなるため、建築費を削減することになります。

このように、妥協が必要となる場面で、何を優先するかを明確にしておくことが大切です。

これは、三菱地所ホームに限らず、他の住宅メーカーを選ぶ際も同じです。

また、予算をしっかり守ることを意識しましょう。予算オーバーしてしまうと、住宅ローンの返済が増えて家計に負担がかかることになります。

担当者には早めに予算と優先順位を伝え、都度見積もりを確認しながら予算オーバーしないよう注意しましょう。

注文住宅の失敗を防ぐには「家づくりプラン」で事前比較が効果的

三菱地所ホームに決める前に、複数の住宅メーカーを比較しましょう。

各住宅メーカーで、デザインや設備、価格、保証・アフターサポートなどが異なります。複数のメーカーを比較することで、自分たちの希望に最も合ったメーカーを見つけやすくなり、「他のメーカーにすればよかった」と後悔するリスクも減らせます。

複数の住宅メーカーを比較する際には、上場企業リビン・テクノロジーズが提供する「家づくりプラン」の利用がおすすめです。

「家づくりプラン」は無料で利用でき、大手住宅メーカーや工務店に一括で間取りプランや資金計画の作成を依頼可能です。提案された内容を比較しながら、自分にぴったりのメーカーを選べます。

パソコンやスマホから簡単に利用できるため、早速活用してみましょう。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 メタ住宅展示場 編集部

メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なく、住宅メーカーを比較検討していただくことが可能 です。 土地から探す、実家を建て替えるなど、あなただけの家づくりプラン作成をお手伝いします。 また、注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 利用者が安心してサービスを利用できるように努めています。 注文住宅でわからないこと、不安を感じていることがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご利用ください。

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

東証グロース上場

リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場 証券コード:4445)が運営する住宅展示場です

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.