日本ハウスの注文住宅は評判いい?リアルな口コミと注意すべきポイントを解説

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日本ハウスの注文住宅は評判いい?リアルな口コミと注意すべきポイントを解説

日本ハウスは、快適で長く住める家づくりを目指すハウスメーカーとして知られています。

しかし、その評判は賛否両論で、ネットの口コミでは住み心地やデザインを高く評価する声がある一方、気になる意見もちらほら聞こえてきます。

この記事では、日本ハウスを選んだ人たちの生の声を集め、どんな魅力があるのか、どんな点に気をつけるべきかを分かりやすくお伝えします。

日本ハウスの基本情報と特長

株式会社日本ハウスホールディングスは、50年以上の歴史を誇る住宅メーカーです。岩手県盛岡市で創業し、事業を拡大してきました。1979年には、在来工法住宅で初の耐震施工を実現しました。

2008年には40周年を記念した「スーパーエコイズム40」を発売しています。2014年には東証二部から一部へ市場変更し、翌年には現在の社名に変更しました。2023年には創業55周年を記念して、隈研吾氏が設計監修したモデルハウスが誕生しています。

檜品質・ゼロエネ品質・快適品質の3つの品質を基盤に、「環境にやさしい脱炭素社会の住宅」を提供しています。

また、注文住宅に加え、リフォーム、マンション、買取、資産活用、トランクルームなど、幅広いサービスを提供しているハウスメーカーです。

日本ハウスの主な特徴は、次のとおりです。

  • 最高等級の耐震性能で地震に強い
  • デザイン賞を多数受賞
  • 最長60年の長期保証システム
  • 住宅メーカーとしてトップクラスの断熱性能
  • 国産ひのきを活用した木造住宅
  • 直営工事、専属の棟梁による家づくり
  • 誰もが暮らしやすい1メーターモジュール設計

全国各地に展示場やモデルハウスを展開しており、宿泊体験も可能です。

会社名 株式会社日本ハウスホールディングス
設立 1969年(昭和44年)2月13日
代表者 成田 和幸
本社所在地 東京都千代田区飯田橋四丁目3番8号 日本ハウスHD飯田橋ビル
資本金 38億7,337万円
上場取引所 東京証券取引所プライム市場(1873)
事業内容
  • 在来木造住宅の設計・施工・監理・販売
  • リフォーム・メンテナンス
  • 分譲マンション等の企画・設計・施工・販売
建設業 国土交通大臣(特-1)第4959号
宅地建物取引業 国土交通大臣(13)第2167号
グループ会社
  • 株式会社日本ハウス・ホテル&リゾート
  • 株式会社 東京工務店
  • 株式会社 日本ハウスコミュニティーサービス
  • 株式会社日本ハウス・ホテル&リゾート倶楽部
  • 株式会社 日本ハウスウッドワークス中部
  • 株式会社 日本ハウスウッドワークス北海道など
地域 支店名 施工対応エリア
北陸 新潟支店 新潟県全域
関東 宇都宮支店 栃木全域
つくば営業所 茨城県全域
埼玉支店 埼玉県
中部 甲府支店 【山梨県】甲府市/富士吉田市/都留市/山梨市/大月市/韮崎市/南アルプス市/北杜市/甲斐市/笛吹市/上野原市/甲州市/中央市/西八代郡市川三郷町/南巨摩郡身延町/南巨摩郡富士川町/中巨摩郡昭和町
南都留郡西桂町/南都留郡忍野村/南都留郡山中湖村/南都留郡鳴沢村/南都留郡富士河口湖町
近畿 姫路支店 兵庫県全域
九州 大分営業所 大分全域
熊本営業所 熊本全域

日本ハウスの価格情報と坪単価

日本ハウスの坪単価は、60万〜100万円程度です。

たとえば、この坪単価で35坪の家を建てる場合、建築費用の目安は約2,100万〜3,500万円となります。

他の主要な住宅メーカーの平均坪単価は、以下のとおりです。

住宅メーカー 平均坪単価
日本ハウス 60万〜100万円
ヤマト住建 45万〜75万円
秀光ビルド 60万〜80万円
クレバリーホーム 60万〜80万円
アキュラホーム 60万〜90万円
ミサワホーム 60万〜150万円
ユニバーサルホーム 50万〜95万円
セキスイハイム 75万〜100万円
パナソニックホームズ 80万~100万円
ダイワハウス 45万~165万円
ポラスグループ 65万~130万円

※実際の価格とは異なる場合があります

日本ハウスの坪単価は、ミドルクラスの中ではやや高めの水準にあります。

住宅金融支援機構によると、フラット35を利用した注文住宅の建築費用と面積の平均、およびそれにもとづく坪単価、融資額の平均などの情報は以下のとおりです。

  • 建築費用:3,405.8万円
  • 住宅面積:111.2㎡(約33坪)
  • 坪単価:約103万円
  • 融資額:4,171.2万円
  • 自己資金:473.8万円
  • 世帯年収:704.1万円

日本ハウスの坪単価は60万〜100万円のため、フラット35利用者の平均価格と比較すると、低くなる可能性があります。

しかし、日本ハウスの注文住宅はローコストメーカーと比較すると価格が高めです。ただし、単に高いだけでなく、優れた品質や性能を兼ね備え、長期間安心して快適に暮らせる住まいを提供しています。

ここからは、日本ハウスの性能や特徴について詳しく見ていきましょう。

新木造ストロング工法の採用で地震に強い

日本ハウスの「檜の家」シリーズは、伝統工法に独自技術を融合した「新木造ストロング工法」を採用しています。

この工法の主な特徴は、以下のとおりです。

  • 4寸檜無垢柱を使用(3寸柱と比べて断面積1.3倍、最大荷重1.9倍)
  • 水平剛性が最高レベルのストロング床組を採用
  • 強度の高いストロング壁で構造体をしっかり支える
  • 構造体の骨組みの接合部に耐久性の高いHT座付ナットを使用
  • 地震エネルギーを吸収する制震パネルで揺れを低減

耐震等級は最高ランクの3を取得しており、耐震等級1の1.5倍の耐震性能を誇ります。

また、実大振動実験やシミュレーションでは、阪神・淡路大震災の2倍相当の揺れにも耐えうる強さが実証されています。

地震が多い日本では、耐震性能の高さが重要なポイントです。日本ハウスの家は優れた耐震性を備えており、安心・安全な暮らしを支えます。

高気密・高断熱で「夏涼しく冬暖かい」

日本ハウスは、高気密・高断熱の快適な住まいを提供し、人にも環境にも優しい暮らしを実現しています。

夏は涼しく冬は暖かいため、冷暖房の使用を抑えられ、光熱費の節約にもつながります。

高気密・高断熱を実現する住まいの主な特徴は、以下のとおりです。

  • 玄関土間やユニットバス周りに押出法ポリスチレンフォーム保温板を採用
  • 壁面に高性能断熱材を使用して気密性・断熱性を向上
  • 開口部の気密性や断熱性を高めるトリプルガラスを採用

ヒートショックのリスクを軽減できるほか、結露やカビの発生を抑えられ、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などの健康改善効果も期待できます。

また、日本ハウスの3.5寸構造の家は、構造躯体に最長35年の保証が付いているため、安心して長く住み続けることができます。

「60年保証プログラム」と「定期点検」で入居後も安心が続く

日本ハウスは、最長60年の保証プログラムを提供しています。

屋根、外壁、内装、給湯器、設備、給配管などに対し、最長60年の定期点検と診断を実施しており、年1回以上の訪問で必要なメンテナンス工事を行っています。

10年ごとの有料メンテナンスなどの条件はありますが、長期間の保証が受けられるため安心です。

定期点検(感謝訪問)は、引き渡しから5年目までは年2回、6年目以降は年1回実施されます。

また、24時間体制のコールセンターを設置してトラブル相談に対応しているほか、年1回オーナーやその家族を対象に感謝祭も開催しています。

保証期間や点検期間が10〜20年程度の住宅メーカーもありますが、日本ハウスは最長60年の保証で、入居後も長期間の安心が続く点が魅力です。

日本ハウスの『良い口コミ・評判』

日本ハウスの良い口コミや評判を見ることで、実際に建てた人々の満足点やメリットが明らかになります。

日本ハウスで実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。

  • 傾向①:耐震性能が高いという声が多い
  • 傾向②:担当者や会社の対応が良いという声が多い
  • 傾向③:提案されたプランが良かったという声が多い

それぞれの内容について説明します。

傾向①耐震性能が高いという声が多い

日本ハウスの良い口コミの中で、耐震性能が高いとの声が多く見られます。日本ハウスの「檜の家」シリーズは、独自の技術を活用した新木造ストロング工法を採用し、耐震等級は最高ランクで、地震に強い家づくりを実現しています。強度の高いストロング壁や耐久性に優れたHT座付ナットを使用し、制震パネルによって地震エネルギーを吸収して揺れを低減させます。

実大振動実験では、阪神・淡路大震災の2倍相当の揺れにも耐えることが実証されており、地震に強いという特徴が確かなものだと確認できる内容です。

傾向②担当者や会社の対応が良いという声が多い

日本ハウスの良い口コミや評判には、担当者や会社の対応が良いという声が多く見られます。マイホームは高額な買い物であり、はじめての経験が多いため、担当者や会社の親切で丁寧な対応は大きな安心感をもたらします。日本ハウスは、企業理念として社会貢献や報恩感謝、物心両面での幸福追求を掲げており、顧客重視の細やかな対応が行われていることが伺えます。

傾向③提案されたプランが良かったという声が多い

いろんなハウスメーカーでお話を聞きました。その都度、予算や好みなど譲れないものを伝えていたのですが、やはり高額になってしまい、担当の方を困らせてしまったと思います。
しかし、その中で、一番希望に近づいたプランで他社よりも安い金額を提示してくれたのがこちらでした。住み始めてある程度経ちますが、どうしても出てくる劣化程度くらいで問題等はありません。もしリフォームをするとなったら、またお願いしようと思っています。
引用元:みん評

日本ハウスの良い口コミや評判には、担当者から提案された内容が魅力的だったという声も多く見られます。日本ハウスは、国産ひのきを使用し、気密性・断熱性・耐震性に優れており、保証やアフターサポートも充実しています。注文住宅では、予算内で住む人の要望を反映させ、住みやすい家づくりをすることが重要です。日本ハウスの多くの実績をもとに提案されるプランは、非常に魅力的だと感じられます。

日本ハウスの『悪い口コミ・評判』

日本ハウスの悪い口コミや評判を調べることで、実際に家を建てた人や検討した人が抱えた不満点を理解することができます。

事前に調べておけば、後悔のない家づくりを実現しやすくなります。

日本ハウスで実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。

  • 傾向①:アフターサポートの対応が悪いという声がある
  • 傾向②:契約後の対応が悪いという声がある
  • 傾向③:提案内容に不満を感じたという声がある

それぞれの内容について説明します。

傾向①アフターサポートの対応が悪いという声がある

アフター対応なんかほぼ無し、高い買い物して後の方が重要です。本当に後悔しか無い。今地元の工務店さんに結局頼む始末。
引用元:みん評

日本ハウスの悪い口コミ・評判の一つに、入居後のアフターサポートに対する不満の声があります。日本ハウスでは、最長60年の長期保証や定期点検プログラムに加え、24時間対応のコールセンターや年1回の感謝祭など、充実したサポート体制を整えています。50〜60年の長期保証を提供する住宅メーカーは多くありませんが、対応が不十分だと感じると、買主として残念に思うのも当然です。このような場合は、担当者だけでなく、事務所や本社にも相談することで対応が改善される可能性があります。

傾向②契約後の対応が悪いという声がある

営業トークは超一流だけど、実際釣られた魚にはエサをあげない状態!実際に取り掛かると放置、色々聞いてもはぐらかされ、やがて嫌な感じに!!やはりもっと名のあるメーカーで建てるべきでした。後悔!!
引用元:みん評

日本ハウスの悪い口コミ・評判の中には、契約後の対応が悪いという声もあります。多くの住宅メーカーでは目標(ノルマ)があるため、契約前後で対応の変化を感じるケースは珍しくありません。同様の口コミは他のメーカーでも見られますが、不満を感じた場合は、早めに担当者や事務所に相談することが大切です。

傾向③提案内容に不満を感じたという声がある

皆さん良い方ばかりです。お金があって、桧木の家にこだわる方にはいいと思います。私はお金がなかったので間取りで融通がきかなく、完全に失敗しました。ハウスメーカーは自分達の利益になるような事しか提案しかしてくれませんでした。その事に後から気がつき、心底悲しい想いをしています。間取りは妥協しないことをオススメします。
引用元:みん評

日本ハウスの提案内容には良い口コミも多い一方で、悪い口コミも見られます。担当者の提案をそのまま受け入れるのではなく、自分たちにとって本当に最適な内容かを慎重に検討することが大切です。あらかじめ予算内で譲れない条件や避けたいポイントを明確にしておくと提案を受けた際に判断しやすくなります。

日本ハウスの注文住宅を建てる前に確認すべき3つの重要ポイント

日本ハウスで注文住宅を建てる際は、分譲住宅と注文住宅のどちらが自分たちに合っているかを見極め、予算管理を徹底し、複数の住宅メーカーと比較した上で決めることが大切です。

これらのポイントを押さえることで、後悔するリスクを抑えられます。

ここでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

分譲住宅とも比較してみる

注文住宅を建てる前に、本当に最適な選択なのか、分譲住宅では満足できないのかを比較検討することが大切です。

注文住宅は自由な設計が可能ですが、分譲住宅より価格が高くなる傾向があるためです。もし分譲住宅でも希望を叶えられるのであれば、コストを抑えられ、その分を設備のグレードアップなどに回せます。

さらに、分譲住宅なら実際の広さや日当たり、風通しを確認した上で購入を決められ、即入居も可能です。

「周りが注文住宅だから」「モデルハウスの担当者に勧められたから」といった理由で決めてしまうと、後悔するリスクが高まります。

日本ハウスでは、注文住宅、建売住宅、セミオーダー住宅を提供しているため、それぞれの特徴や予算、希望の実現度を比較して、自分たちに最適な選択をしましょう。

注文住宅に必要な予算管理とコスト意識を持つ

注文住宅を建てる際は、予算をしっかり管理し、その中で希望する条件の優先順位を明確にして、それを守ることが大切です。

注文住宅にかかる費用は、主に建築費土地代、そして諸費用の3つです。理想的には立地、広さ、仕様などすべての希望を叶えたいところですが、予算には限りがあるため、どこかで妥協しなければならない場面がほとんどになります。

たとえば、立地を重視して土地代が高くなる場合、その分建築費を抑えなければなりません。逆に、建物にこだわりたい場合は、土地の広さや立地に調整が必要になることがあります。

どの住宅メーカーを選ぶにしても、予算内で理想の家を実現するためには、優先順位をしっかり決めておくことが大切です。

また、「予算内に収める」という強い意識を持っておきましょう。

マイホームは、その場の勢いでグレードの高い設備や追加オプションを選びがちですが、予算オーバーすると住宅ローンの返済が重荷になりかねません。

早めに担当者に明確な予算を伝え、仕様変更があるたびに見積もりを確認し、シミュレーションを行いながら進めることでリスクを減らします。

後悔しない注文住宅選びは「比較検討」からはじまる

日本ハウスに決める前に、複数の住宅メーカーと比較することが大切です。

各メーカーには独自の特色があり、デザインや設備、価格、オプション、アフターサポートなども異なります。最初から1社に決めてしまうと、後から自分の条件にぴったりのメーカーが見つかり、後悔することがあるかもしれません。

複数のメーカーを比較する際には、メタ住宅展示場の「家づくりプラン」を利用するのがおすすめです。

家づくりプランは、無料で利用できる比較サービスで、大手住宅メーカーや工務店に一度に資金計画や間取りプランの作成を依頼でき、提供されたプランをもとに比べることができます。

自分の希望にぴったりの住宅メーカーを見つけて、後悔のないマイホームづくりを実現できます。大きな買い物だからこそ、慎重に複数のメーカーを比較して最適な選択をすることが大切です。

この記事の編集者

リビンマッチ編集部 メタ住宅展示場 編集部

メタ住宅展示場はスマホやPCからモデルハウスの内覧ができるオンライン住宅展示場です。 注文住宅の建築を検討中の方は、時間や場所の制限なく、住宅メーカーを比較検討していただくことが可能 です。 土地から探す、実家を建て替えるなど、あなただけの家づくりプラン作成をお手伝いします。 また、注文住宅を建てる際のノウハウなどもわかりやすく解説。 利用者が安心してサービスを利用できるように努めています。 注文住宅でわからないこと、不安を感じていることがあれば、ぜひメタ住宅展示場をご利用ください。

運営会社:リビン・テクノロジーズ株式会社(東京証券取引所グロース市場)

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