高断熱・高気密住宅の需要が高まる中、平塚・湘南エリアで注目を集めているのが「レモンホーム」です。
累計棟数3000件以上の施工実績を持つレモンホームは、平塚市ZEH普及促進パートナー事業者として認定され、省エネ性能と快適性を両立した住宅づくりを得意としています。自由設計の高性能住宅「AUCA」や「MODERATE」、セミオーダー型の「Waffle」など、個々の希望や予算に応じた家づくりを提案していますが、実際の評判はどうなのでしょうか。
インターネット上の口コミを調べてみると、実際に住んでいる方からは断熱性能の高さやデザイン性が評価される一方、アフターサービスや営業対応には課題があるという評判がありました。
ここでは、レモンホームの特徴と実際の口コミ・評判を分析し、注文住宅選びで後悔しないためのポイントを解説します。
レモンホームの注文住宅が選ばれる理由と強み
レモンホームは、平塚・湘南エリアを中心に累計棟数3000件以上の施工実績がある地元工務店です。
平塚市ZEH普及促進パートナー事業者にも認定されており、高断熱・高気密な家づくり得意としています。
個々の希望や予算に応じて、自由設計の高性能住宅「AUCA」と「MODERATE」、セミオーダー型の高性能住宅「Waffle」の3タイプから選択できます。
レモンホームは主に平塚・湘南エリアで注文住宅を考えている人、高気密&高断熱の高性能住宅を求めている人、デザイン性を重視する人に人気です。
会社名 | レモンホーム株式会社 |
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設立 | 昭和49年1月 |
代表取締役社長 | 杉山 太造 |
本社所在地 | 神奈川県平塚市山下2丁目12番1号 |
資本金 | 1億円 |
事業内容 |
土地開発分譲事業 建売分譲販売事業 各種木造住宅建設事業 不動産売買仲介事業 増改築・耐震補強事業 土地建物賃貸仲介事業 土地建物賃貸管理事業 賃貸ビル事業 リフォーム・リノベーション事業 |
ここからは、レモンホームの価格帯・坪単価、家づくりの特徴について詳しく解説していきます。
レモンホームの価格帯・坪単価
レモンホームの坪単価は68~90万円で、目安となる価格帯は以下のとおりです。
坪数 | 価格帯 |
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30坪 | 2,040~2,700万円 |
35坪 | 2,380~3,150万円 |
40坪 | 2,720~3,600万円 |
45坪 | 3,060~4,050万円 |
50坪 | 3,400~4,500万円 |
レモンホームは地元工務店なので大手ハウスメーカーよりも安いイメージがあるかもしれません。しかし、以下のように実際には大手ハウスメーカーと変わらない価格になる可能性もあるため注意が必要です。
ハウスメーカー(坪単価) | 価格の目安(40坪の場合) |
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アイダ設計(58万円前後) | 2,320万円 |
アエラホーム(64万円前後) | 2,560万円 |
レモンホーム(68~90万円) | 2,720~3,600万円 |
クレバリーホーム(74万円前後) | 2,960万円 |
パナソニックホームズ(87万円前後) | 3,480万円 |
一条工務店(90万円前後) | 3,600万円 |
ヘーベルハウス(93万円前後) | 3,720万円 |
レモンホームはハウスメーカーの中ではミドルコスト~やや高めの価格帯に位置しているため、注文住宅選びで後悔しないためには、同価格帯のハウスメーカーと標準装備のグレード、アフターサポートの内容、保証期間なども含めてしっかり検討することが重要です。
高気密・高断熱仕様で省エネと快適性を両立
レモンホームは高気密・高断熱仕様で省エネと快適性を両立した家づくりが特徴です。
一般住宅はC値(相当隙間面積)5.0なのに対し、レモンホームはC値0.3を目標値としており、外気の侵入や暖房・冷房を外へ漏れにくくするため最小限の隙間で高気密住宅を実現しています。
また、AUCAとWaffleは断熱等性能等級6、MODERATEは断熱等性能等級5に対応可能で、魔法瓶のように断熱材で家を包み込み、室内の温度差をなくして快適に過ごせるのも大きな魅力です。
安心・安全な暮らしを支えるレモンホームの耐震技術
レモンホームには安心・安全な暮らしを支えるため、以下のような耐震技術が採用されています。
スーパーウォール工法 | 壁・床・天井が一体化した箱形のモノコック構造で、台風や地震など大きな外力を受けても建物が変形しにくいのが特徴です。 |
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壁倍率4.3倍パネル | 高耐力の構造用パーティクルボードと断熱材を一体化したパネルをバランス良く設置することで、大規模な地震に備えられる耐震等級3(最高等級)に対応可能です。 |
制震仕様パネル | 制震仕様パネルには、最大80%の揺れを抑える制振テープを採用されています。 |
長期保証と万全のサポートで安心の住まいを提供
レモンホームには以下のような長期保証が用意されています。
地盤 | 20年保証 |
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住宅かし保険 | 建物25年保証 |
シロアリ | 5年保証 |
外壁 | 30年保証 |
バルコニー |
・FRP防水層は10年保証 ・トップコートは2年保証 ・ウッドデッキ(ウッドバルコニー)は2年保証 |
住宅設備 | 10年保証 |
このほか引き渡しから10年間の無料定期点検や、水まわり・窓ガラス・カギのトラブルに対応してくれる緊急時24時間受付サービスも利用できるため、万が一の場合も安心です。
レモンホームの『良い口コミ・評判』
レモンホームで家を建てた人の良い口コミを調べてみたところ、以下のような傾向が見られました。
- 傾向①:断熱性能が高く快適に過ごせる
- 傾向②:デザインがオシャレ
- 傾向③:宿泊体験ができるので参考になる
実際の口コミと併せてレモンホームならではのメリットを3つ紹介します。
傾向①:断熱性能が高く快適に過ごせる
レモンホームには「断熱性能が高く快適に過ごせる」という良い口コミ・評判があります。
こちらでAUCAにて建築して頂きました!
冬場に暖房つけなくても快適に過ごせるのにびっくりしました!
引用:Googleマップ「レモンホーム株式会社」
断熱と気密を売りにされてますが、施工も良い為、しっかりと品質が保たれています。
特に冬場に特徴が出ますが床暖房などの設備は必要ありません。
断熱と気密が保たれているので、外の音も気にならず、中の音は外に漏れにくいのが特徴です。
引用:Googleマップ「レモンホーム株式会社」
レモンホームは断熱材で家全体を魔法瓶のように包み、部屋間だけではなく部屋の上下の温度差も3℃以内に抑えて1年中快適に過ごせる家づくりを得意にしており、実際の口コミでも「冬でも暖房が不要」とレモンホームの断熱性の高さを実感している人が多いようです。
また、レモンホームの高気密住宅は防音・遮音効果も高いため、音漏れで近隣に迷惑をかけたり、逆に外からの音に悩まされることが少ないという点も評価されています。
傾向②:デザインがオシャレ
レモンホームには「デザインがオシャレ」という良い口コミも複数見られました。
知り合いが何人かレモンホームで、みんなデザインが素敵です。
引用:Googleマップ「レモンホーム株式会社」
自分たちの理想と想いが詰まった家を建ててもらいました!
遠方からリモートにて打ち合わせを行ったものの、スムーズに進み感謝しています♩
ご近所さんもレモンホームさんの家がたくさんありますが、どれも素敵でオシャレで、見ていて楽しいです。
レモンホームの高性能住宅「AUCA」と高断熱仕様住宅「MODERATE」は自由設計に対応しており、好きなデザインを選択できるため「どの家もデザインが素敵」と評判です。
特に、レモンホームはアウトドア、サーファーズスタイル、ウッドデッキなど「遊び心のある家」を得意としているため、「建売住宅はどこも一緒でつまらない」「もっとこだわりを反映させたい」など、デザインにこだわりがある人におすすめです。
傾向③:宿泊体験ができるので参考になる
レモンホームの良い口コミとして「宿泊体験できること」も挙げられています。
先日、レモンホームさんのAUCA宿泊体験をさせて頂きました。
実際に体験させて頂くことですごく注文住宅への参考になりました。
これから住宅をご検討している方にすごくおススメです。
実家の外構工事、リフォームから自身の新築の相談までして頂いております。
モデルハウスの宿泊体験、構造見学会、水回りのショールーム見学等自宅を建てる上で様々なサービスがあり、非常に参考になりました。
引用:Googleマップ「レモンホーム株式会社」
レモンホームではモデルハウスの1泊2日の無料宿泊体験ができるようになっており、「参考になる」と口コミでも評判です。
特に、実物とパンフレットでは色味や材質のイメージが違うこともあるため、宿泊体験をすることで仕上がりのギャップを解消することができます。
また、住宅設備の使い勝手を実際に試せるチャンスでもあるため、標準装備かグレードアップかで迷っている人も宿泊体験をしてみる価値があります。
レモンホームの『悪い口コミ・評判』
次に、レモンホームで家を建てた人の悪い口コミ・評判を調べてみたところ、以下のような傾向が見られました。
- 傾向①:アフターサービスが良くない
- 傾向②:営業マンの対応が悪い
- 傾向③:注文住宅のグレードが低い
レモンホームに家づくりをお願いしてから「やっぱりやめておけばよかった…」と後悔しないように、悪い口コミ・評判も事前にチェックしておきましょう。
傾向①:アフターサービスが良くない
レモンホームには「アフターサービスが良くない」という悪い口コミ・評判が見られました。
レモンホームで家を建てました。
他のホームメーカーさんがどの様な感じかはわかりませんが、おすすめしません。
家建てるまでは親切ですよ。引き渡した後は何もありません。
こちらから連絡しないと何もしてくれませんよ。
最初の二か月点検すら連絡しないと来ません。以降同様です。
引用:マンションコミュニティ「平塚のレモンホーム」
うちも引き渡し後に不具合続出です。
アフターメンテナンス最悪です。なかなか来てくれない。来てくれたと思ったら、事前に伝えてあった事を忘れてて、来た意味あるの?という内容の対応でした。
引き渡し二ヶ月後点検というものもあったのですが、内容を聞いただけ。
特に修理をしてくれたりとかはありませんでした。
建てるまでは積極的で良かったのに、がっかりです。
引用:マンションコミュニティ「平塚のレモンホーム」
「対応が遅い」「こちらから電話しないと点検に来てくれない」などアフターサービスに関する評判があまり良くないため、アフターサービスを重視している人とは相性が悪い可能性があります。
家は引き渡し後も定期的にメンテナンスが必要となるため、アフターサービスが良くないと長い付き合いを続けるうちにハウスメーカーや工務店に対して不信感が募りやすくなります。
このためアフターサービスの対応が心配な場合は、契約前に「修理が必要になったらすぐに対応してくれるのか?」「定期点検はちゃんと通知をくれるのか?」など疑問点をしっかり確認しておきましょう。
傾向②:営業マンの対応が悪い
レモンホームの悪い口コミには「営業マンの対応が悪い」という評判もあります。
ここで建てました。
営業マンは、売りっぱなし。
完成した後、まだ工事が残っていましたが、現場監督は、更に最悪でした。
変更して欲しい事をお願いしましたが、我慢しました。
私との間に入っていただいた人にフォローしてもらえたのが幸いでした。
コスト的にはいいですが、最終的に現場監督と営業マンは、信頼できませんでした。
フォローしてくれた人に感謝してます。
引用:マンションコミュニティ「平塚のレモンホーム」
営業さんから途中でたくさん嫌なこと、不義理を感じたことが多々ありましたが、半分は主張して半分は飲み込みました。お客さんというよりは社内を向いて働いている印象で、実際に設計やら施工やらベテランのおじさん(おじいさん)が実権を握っています。そういった意味では田舎の信頼のおけるハウスメーカーと言えるかもですが、めんどくさいことは電話でなあなあにされて、、に耐えられる方であれば選択肢のひとつになるかもです。
レモンホームには営業マンに関する良い口コミもありますが、中には「営業マンを信頼できない」と感じる人もいるようです。
レモンホームに限らず、営業マンとの相性はどこのハウスメーカーや工務店を選んでも当たりハズレがあります。
そのため、もしも営業マンに対して不信感が募った場合は、担当の営業マンを変更してもらうのも一つの方法です。
傾向③:グレードが低い
レモンホームの悪い口コミには「注文住宅のグレードが低い」という評判もあります。
レモンホームで建てました。
確かに注文住宅なのに魅力的な価格で建てることが出来ます。
でも…魅力的な価格なので、それなりのグレードにまります。
ご注意下さい。理想と現実のギャップを知ることになります。
理想を追えば、あっという間に予算オーバーです。
引用:マンションコミュニティ「平塚のレモンホーム」
レモンホームは注文住宅ですが、グレードが低いので建坪も低いです。
これが基準になります。
注文ですがカタログ発注のため、あまり選べません。
デザイン性が高いと価格アップです。
例えば、システムキッチンの場合、レモンホームの標準仕様には各メーカーの一番低いグレードである「LIXIL(ES)」「タカラスタンダード(オフェリア)」「TOTO(ミッテ)」が採用されています。
LIXIL | リシェル>ノクト>シエラ※ESはシエラ相当 |
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タカラスタンダード | レミュー>トレーシア>エーデル>リフィット※オフェリアはリフィット相当 |
TOTO | ザ・クラッソ>ミッテ |
このため「住宅設備はグレードの高いものを選びたい」と考えている場合、レモンホームでは標準仕様以外はオプション工事となり費用が高くなるので、余裕を持って予算を準備する必要があります。
また、オプション工事の費用を少しでも安く抑えたい場合は、他社で見積もりを取って価格交渉することも検討してみましょう。
レモンホームで後悔しないために押さえておきたい3つのポイント
レモンホームの注文住宅を検討している人は、ハウスメーカー選びで後悔しないように以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 注文住宅だけにとらわれず分譲住宅についても検討する
- 予算オーバーを防ぐために建築費用の内訳を明確にする
- 後悔しない家づくりのために他社としっかり比較しよう
ここでは注文住宅選びで失敗しないためのコツを詳しく解説します。
注文住宅だけにとらわれず分譲住宅についても検討する
もしも、注文住宅を依頼したいと思った理由が「モデルハウスを見ていいなと思ったから」「営業担当者に注文住宅を勧められたから」であれば、まずは本当に注文住宅が必要なのか一度冷静に考えてみましょう。
注文住宅は「あれもしたい!」「これもしたい!」と建売住宅では実現できない要望やこだわりを持っている人にはおすすめですが、「別にこだわりはない」「全部お任せでいい」という場合はセミオーダーや建売住宅で十分満足できる可能性があるからです。
セミオーダーや建売住宅のほうが金額も安く、注文住宅のようにディテールを考えたり、何度も打ち合わせをする必要もないため、人によっては精神的な負担が楽になるというメリットもあります。
はりきって注文住宅にしてみたけど「あんまり利用しないのでここにお金をかけたのはもったいないなかったなぁ」と後悔するケースも少なくありません。
「注文住宅=必ずしも満足度が高い」とは限らないため、住宅購入を考え始めたら自分の要望を一覧にして、それが注文住宅でなければ実現しないのか、建売住宅でも実現するのか慎重に判断することが重要です。
予算オーバーを防ぐために建築費用の内訳を明確にする
注文住宅は要望をすべて実現しようとすると予算オーバーになりやすいため、建築費用の内訳を明確にしておきましょう。
注文住宅の費用は主に土地代、建築費、諸費用で決まります。
例えば「子どもの通学に便利な場所が良い」「最寄駅から5分以内が良い」など土地にこだわりがある場合は、土地代を削れないので建築費を減らす必要があります。
一方で「やっぱり自分が住む建物にお金をかけたい」「耐震性や断熱性など住宅性能は妥協したくない」という場合は建築費が削れないので、予算に合うように土地の場所を考えなければいけません。
こうした予算の仕組みはどのハウスメーカーに注文住宅を依頼することになっても変わりません。
また、予算オーバーになってしまうと、住宅ローンを組むことができても毎月の返済の負担が大きく、生活が苦しくなる可能性があるため注意が必要です。
予算オーバーを防ぐためには、どの部分にどのくらいの予算をかけるか決めておくことが重要ですが、もしも予算オーバーしてしまった場合は以下の点を見直してみましょう。
- 間取りの部屋数を減らす
- 住宅設備のグレードを下げる
- 屋根、階数、外壁など建物の形状を変える
- 窓を減らす
- 照明をエアコンは自分で手配する
後悔しない家づくりのために他社としっかり比較しよう
注文住宅で後悔しない家づくりをするには、レモンホームだけを見て判断せず、他社の住宅ともしっかり比較することが重要です。同じ価格の住宅でも、ハウスメーカーによって住宅設備の標準仕様のグレードや保証期間の長さなどがそれぞれ異なるからです。
特に、レモンホームの注文住宅は大手ハウスメーカーの価格帯とも重なるため、アフターサービスや保証の手厚さを考慮すると、大手のほうが魅力的に感じる場合もあります。
気になるハウスメーカーや工務店に1件1件資料請求するのは時間も手間もかかるため、効率的に情報収集をするなら一括請求サイト「家づくりプラン」を利用するのがおすすめです。
家づくりプランでは、複数のハウスメーカーや工務店から希望条件に合わせた資金計画や間取りなどを提案してもらえます。
自宅でゆっくり各社のプランを比較したり、実際に家づくりの相談をして不安を解消することもできるので、注文住宅を検討している人は家づくりの第一歩として活用してみてください。