アキュラホームは「いい家をより安く」をコンセプトに掲げ、多くの施主から選ばれてきたハウスメーカーです。
しかし、家づくりを成功させるには、良い評判だけでなく、不満の声や注意すべき点など悪い評判にも目を向けることが重要です。
本記事では、アキュラホームの特徴や価格帯、実際の口コミ・評判をもとに、後悔しない家づくりのためのポイントを解説します。アキュラホームでの家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
アキュラホームの注文住宅が選ばれる理由と特徴
アキュラホームは、40年の歴史を誇るハウスメーカーです。
運営元の株式会社AQ Groupは、注文住宅のほか、リフォーム、分譲住宅、工務店支援、資産活用など幅広い事業を展開しています。
創業以来、「いい家をより安く」の精神で、高品質でありながら適正価格の住まいを提供し続けています。
アキュラホームの注文住宅の主な特徴は、次のとおりです。
- 完全自由設計で「世界にたった一つのわが家」を実現
- 高気密・高断熱で「エコで快適な住まい」を提供
- 高品質とコスト削減を両立して「納得の適正価格」を実現
- 高耐震・高耐久で「安⼼・安全な暮らし」を提供
- 永代家守りの理念にもとづく「永久保証プログラム」を提供
- プロの技術が生み出す「職人品質」で良質な住まいを実現
アキュラホームの「超空間の家」はグッドデザイン賞を受賞し、AQ Groupでもウッドデザイン賞や壁-1グランプリ優勝、石膏ボード賞など数々の受賞歴を誇り、高い評価を得ています。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社AQ Group |
創業 | 1978年10月 |
設立 | 1986年5月 |
代表者 | 宮沢 俊哉 |
本社所在地 | 〒331-0052 埼玉県さいたま市西区三橋5-976-1 |
資本金 | 9,314万円 |
従業員数 | 1,577名(2024年3月時点)※パート等含む |
事業内容 |
|
許可・登録・免許 |
|
地域 | 支店名 | 施工対応エリア |
---|---|---|
関東 | 栃木支店 | 栃木県全域 ※一部地域は要相談 |
茨城支店 | 茨城県全域 ※一部地域は要相談 | |
群馬支店 | 群馬県全域 | |
近畿 | 兵庫支店 | 兵庫県※一部地域を除く |
中国 | 中国支店 | 広島県、岡山県、山口県※一部地域を除く |
アキュラホームの価格帯・坪単価
アキュラホームの坪単価は、約60万〜90万円です。
たとえば、この坪単価で30坪の家を建てる場合、本体建築費用は1,800万〜2,700万円が目安となります。アキュラホームの価格帯は、ミドルクラスの中では比較的手頃な水準といえます。
フラット35を提供する住宅金融支援機構の調査によると、注文住宅の平均的な建築面積と建築費用は以下のとおりです。
- 建築面積:111.2㎡(約33坪)
- 建築費用:3,405.8万円
上記を坪単価に換算すると約103万円となります。
また、主なハウスメーカーの平均坪単価は、次のとおりです。
住宅メーカー | 平均坪単価 |
---|---|
セキスイハイム | 75万〜100万円 |
クレバリーホーム | 60万〜80万円 |
積水ハウス | 60万〜150万円 |
ミサワホーム | 60万〜150万円 |
ユニバーサルホーム | 50万〜95万円 |
パナソニックホームズ | 80万~100万円 |
ダイワハウス | 45万~165万円 |
アエラホーム | 50万~90万円 |
ポラスグループ | 65万~130万円 |
※実際の価格とは異なる場合があります。
アキュラホームは、高品質でありながら納得の適正価格を実現しています。
家づくりの各項目をデータベース化してコストバランスを見直すとともに、全国の工務店と独自のネットワークを築き、スケールメリットを活かして大量一括仕入れを行っています。
また、入居後のコストも最小限に抑えられるよう、ライフサイクルコストを意識した住まいを提供している点が魅力です。
以下では、アキュラホームの住まいが高品質である理由となる、家づくりの特徴について詳しく見ていきましょう。
完全自由設計で理想の住まいをカタチにできる
アキュラホームの注文住宅は完全自由設計を採用しており、自分たちのこだわりを反映した理想の住まいを実現できるのが特徴です。
また、独自開発の新構法「AQダイナミック構法」を採用しており、高耐震性能でありながら、設計の自由度が高い開放的な空間を実現しています。AQダイナミック構法は、純木造8階建ての自社ビルを開発する過程で生まれたもので、強靭な構造体により、大開口・大空間を確保できます。
そのため、自由なデザインや設計を可能にしており、天井を高くする設計や無柱で約30帖もの広い空間をつくることも可能です。
設計の自由度が高く、開放感あふれる空間がつくれるため、将来的なリフォームやリノベーションにも柔軟に対応することができます。
省エネと快適を両立する高断熱・高気密設計
アキュラホームでは、高断熱・高気密設計により、快適で省エネ性能に優れた住まいを提供しています。
断熱性を高めるため、断熱の死角をなくす設計や取り組みを行い、ZEH基準を上回る省エネ性能を実現しています。
全館空調システム「匠空調・S」を導入しており、家全体の温度や湿度を効率的に管理することが可能です。一年を通じて快適な室内環境が維持できます。
冬は床下と天井から、夏は天井から冷暖房を行い、部屋間の温度差を抑えることでヒートショックのリスクも軽減可能です。
アキュラホームは創業以来、熟練した職人の技術を守り続け、「職人品質」にこだわることで、良質な住まいを提供しています。
また、現場監督と第三者機関によるダブルチェック体制を整え、施工管理を徹底しています。
※ZEH…省エネや創エネにより、年間のエネルギー収支をゼロ以下にすることを目指した住宅のこと
高耐震・高耐久構造で安心の暮らしを実現
アキュラホームのAQダイナミック構法は、強固な構造体を持ち、大開口や大空間を確保しながら優れた耐震性を実現しています。
さまざまな耐震実験でも構造体に損傷がないことが確認されており、安心して暮らせる住まいを提供しています。
AQダイナミック構法は、ビル建築の技術をベースにした独自の先進技術を採用しており、大地震にも耐える強靭な住宅を実現可能です。この構法を用いて、AQトラス架構で16mものスパンの無柱空間も実現しています。
また、アキュラホームでは、万が一地震で建物が半壊・全壊した場合でも補償を受けられる「AQ 地震建替保証」を提供しています。この保証により、新築後10年以内であれば、建物販売価格の100%を限度に補償を受け、修繕や建て替えが可能です。
アキュラホームの『良い口コミ・評判』
アキュラホームの良い口コミや評判を確認することで、これから家を建てる方やすでに建てた方が感じた魅力や評価を知ることができます。
アキュラホームで実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました
- 傾向①:担当者の対応が良いという声がある
- 傾向②:後から悪いことをいわれないという声がある
- 傾向③:断熱性や耐震性に優れているとの評価がある
それぞれの内容について説明します。
傾向①担当者の対応が良いという声がある
土地を紹介してもらい家を建てる予定です。担当者の感じも良く、今のところ不安はあまりありません。予算が限られているためあまり無理はできませんが、こちらの希望を叶えようという姿勢を感じます。ハウスメーカーを6〜7社回りましたが、1番良いです。
みん評
口コミを見ると、アキュラホームの担当者の対応が良いとの声が多くあります。アキュラホームは「世界一愛される家をつくりたい」という目標を掲げており、その高い意識が担当者の対応にも反映されていると考えられます。
傾向②後から悪いことをいわれないという声がある
メーカー選定の際、展示場以外にも実際にアキュラホームで建てたオーナーさんの家を見学させてもらえました。契約後に後出しで何か悪いことを言われることもなく、スムーズに打合せが進みます。全館空調と太陽光パネルをお勧めしてもらいましたが、搭載してよかったです。快適に暮らしてます!
みん評
一部のハウスメーカーや担当者は、契約前に良いことばかりを話し、契約後にネガティブな情報を伝える場合があるようです。しかし、アキュラホームは後出しで悪いことを伝えることなく、ポジティブ・ネガティブ両方の情報をしっかりと伝え、納得した上で契約に進めることがわかります。
傾向③断熱性や耐震性に優れているとの評価がある
選んだ理由は、安さもそうですが、社員の対応の良さです。分からない事をいろいろ聞きましたが、嫌な顔ひとつせず親身になって教えてくれましたし、勉強不足の自分に家の基礎知識まで教えてもらい、得をした感じでした。アキュラホームは断熱性に優れているのが特徴だと思います。特に冬は暖かいです。また、強い地震が一度ありましたが、びくともしませんでした。非常に安心できます。収納スペースの多さも良いです。住んでみると非常に便利で、家具など置く必要があまりありません。
みん評
アキュラホームは、断熱の死角をなくす設計や取り組み、また純木造ビルを建設する中で誕生した「AQダイナミック構法」などを採用し、優れた断熱性と耐震性を備えた住まいを実現しています。口コミからも、これらの性能により快適で安全な暮らしが実現できていることがわかります。
アキュラホームの『悪い口コミ・評判』
アキュラホームの悪い口コミや評判を確認することで、オーナーがどの点に不満を感じているのかがわかります。
アキュラホームで実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました
- 傾向①:完成後の検査で不具合が見つかったという声がある
- 傾向②:担当者と合わないという声がある
- 傾向③:あまり安くないという声がある
それぞれの内容について見ていきましょう。
傾向①完成後の検査で不具合が見つかったという声がある
アキュラホームの価格と営業マンは素晴らしかったです!でも、内装を決める時の人はイマイチです!現場監督は忙しくて自分達の家はあまり来てくれなかった‼︎家の完成後‼︎不具合箇所が8箇所も発生する始末!現場監督がokだしたのにね、。ずさんなのに!また紹介して下さいって言っていたけど!❗️紹介出来るわけありません‼︎
みん評
マイホーム完成後に不具合が見つかると、施主としてはショックを受けるものです。しかし、アキュラホームに限らず、完成後の検査で不具合や傷、汚れが見つかることは珍しくありません。
しかし、アキュラホームでは、現場監督と第三者機関によるダブルチェック体制を採用しており、不具合が起きにくい体制を整えています。万が一不具合が発生した場合でも、迅速かつ丁寧な修繕対応が行われるため、大きな問題に発展する可能性は低いと考えられます。
傾向②担当者と合わないという声がある
土地はもうすでに持っていたので、ハウスメーカーを探していたところ、ここなら予算内でいい物件が建てられそうだと思ったので決めました。営業担当者と間取り決定から、完成までの数ヶ月間密に連絡を取って決めていくのですが、間取りは自分の趣味に合わない感じを提供してくれたり、建てていくにつれて、「あれ、ここがこうなるのなら前もって言ってほしかった」と思うことも多々ありました。家を買うことって人生で2回もないことなので、自分と会う営業担当者に出会う事の大切さを実感しました。
みん評
マイホームは一生に一度の大きな買い物だからこそ、お金以外の部分については極力妥協せずに進めることが大切です。もし担当者との相性が合わないと感じた場合は、本社や事務所に相談し、担当者を変更してもらう方法もあります。何度も相談や打ち合わせを重ね、完成まで時間がかかるため、フィーリングの合う担当者と一緒に進めることが大切です。
傾向③あまり安くないという声がある
パナホームやトヨタホームより安いと思って、展示場まで幾度か行きましたが、付随する安全対策費130万円等、理由の解らない費用がありました。サラリーマンに取っては、一生に一回の買い物ですので、セールストークに騙されない様に考えご購入しましょう。
みん評
アキュラホームはミドルクラスの中でも比較的安い価格帯となっていますが、設計や仕様によっては価格が高く感じることもあります。大切なのは、契約前に複数のハウスメーカーを比較し、自分にとって最適なメーカーを選ぶことです。設備や仕様、価格などをしっかりと比べて納得した上で進めることで、後悔するリスクを減らせます。
アキュラホームの注文住宅で後悔しない3つの方法
アキュラホームの注文住宅で後悔しないためのポイントは、注文住宅が自分たちにとって本当に最適な選択かどうかを慎重に検討すること、予算をしっかりと明確に決めておくこと、他のハウスメーカーとも比較してから決めることです。
これらを意識して家づくりを進めれば、後悔するリスクを減らせます。
ここでは、アキュラホームの注文住宅で後悔しないための3つのポイントを紹介します。
本当に注文住宅でなければいけないのかを確認する
アキュラホームの注文住宅で後悔しないために、注文住宅が本当に適切かどうかを慎重に考えましょう。
たとえば、次のような理由で注文住宅を選んだ場合、後悔する可能性があります。
- 友人が注文住宅を建てたから
- モデルハウスが豪華だったから
- 営業担当者に注文住宅のほうが良いといわれたから
- なんとなく建売より注文住宅のほうが良さそうだと感じたから
注文住宅は自由設計で自分たちの理想の家を作れる点が魅力ですが、建売住宅と比べて価格が高くなるため、予算が膨らみがちです。
もし、建売住宅で自分たちの要望を十分に満たせるのに、わざわざ注文住宅を選んでしまったらもったいないことです。
建売住宅なら価格を抑えられるため、注文住宅の予算でより高品質な設備や内装を選べるかもしれません。もしくは、住宅ローンの借入額が少なくて済む分、毎月の貯金や資産運用に回せるお金を増やすこともできます。
アキュラホームでは、注文住宅だけでなく建売住宅も取り扱っています。注文住宅が本当に適切なのか考え、迷う場合は、建売住宅も見学してから判断するのも一つの方法です。
マイホームは大きな買い物ですので、納得のいく形で進めることが大切です。
予算感を明確にしておく
アキュラホームの注文住宅で後悔するのを避けるために、事前に予算を明確にしておきましょう。
予算をあらかじめ決めて守ることで、無理な出費を抑え、入居後の住宅ローン返済がスムーズに進む可能性が高まります。
マイホームの購入は大きなイベントであるため、気持ちが高ぶり、予定より数十万〜数百万円高いグレードを選んでしまうことがあります。その結果、予算が大きく膨らみ、入居後の住宅ローン返済や家計に余裕がなくなることがあるため注意が必要です。
注文住宅の費用は、主に建築費用、土地代、諸費用の3つから成り立っています。
たとえば、建築費用が高くなれば、土地の場所を変更するなどの調整が必要です。逆に土地の立地や広さを重視する場合は、建築費用を抑えるなどのバランスを取ることが大切です。
他のハウスメーカーを選んだとしても、予算の範囲内で各費用を調整することは必要になります。予算オーバーを防ぐためのポイントは、以下のとおりです。
- できるだけ具体的な予算を設定する
- 早めに見積もりを取得する
- 専門家にアドバイスを求める
- 早い段階でハウスメーカーと予算を共有する
- 決めた予算を絶対に守ると固く決意する
注文住宅は上を見ればきりがありません。予算内で自分たちの要望を叶える、最適な家づくりを目指しましょう。
性能・仕様・価格を他社と比べて検討する
アキュラホームの注文住宅で後悔するのを避けるために、事前に複数のハウスメーカーを比較しましょう。
ハウスメーカーごとに性能や仕様、価格が異なるため、自分たちの条件に最適なハウスメーカーを選ぶことが大切です。複数のメーカーを比較することで、アキュラホーム以上に条件に合ったハウスメーカーが見つかる可能性もあります。
その際に便利なサービスが「家づくりプラン」です。
「家づくりプラン」は、上場企業のリビン・テクノロジーズが提供する無料サービスで、複数のハウスメーカーや建築会社に対し、土地、間取り、資金計画などの家づくりプランを一括で依頼できます。
各社の提案を比較でき、不明点を直接質問できるため、家づくりに対する不安や疑問も解消できます。
効率的に情報収集と比較が行えるため、忙しい方にもおすすめです。有名ハウスメーカーも多数登録されており、Webから簡単に利用可能です。
マイホームの満足度を高めるためにも、複数のハウスメーカーを比較した上で依頼先を選ぶことをおすすめします。