住友林業の評判・口コミと家づくりに失敗しない3つのコツとは?

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住友林業の評判・口コミと家づくりに失敗しない3つのコツとは?

330年以上の歴史を持つ住友林業は、高品質な木材を使った家づくりで知られる日本を代表するハウスメーカーです。

優れた耐震性を実現する「BF構法」や、長期保証60年の手厚いアフターサポート、木のぬくもりを活かしたデザイン性が多くの人々に支持されています。

しかし、その一方で「住友林業の評判って本当はどうなの?」「実際に建てた人の感想を知りたい」と気になる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、住友林業の特徴や坪単価、独自技術に加えて、実際の口コミや評判を徹底解説します。また、住友林業での家づくりで失敗しないための3つのポイントについても解説します。

住友林業の特徴

住友林業は、1691年創業の330年以上の歴史を持つ企業です。

資源環境事業、木材建材事業、建築・不動産事業、住宅事業、生活サービス事業の5つの事業を展開していて、国内外に500社以上の関係会社を有しています。

国内での住宅引き渡し実績は累計35万棟で、国内トップクラスの木造注文住宅ブランドとして確立されています。良質な木材を用いた高品質な住宅を提供していて、第三者機関の満足度調査でも常に高い評価を得ている住宅メーカーです。

また、2003年からは米国、2008年からは豪州でも住宅事業を展開しており、両国での年間販売引渡戸数は1万3,000戸を超えています。

2023年12月期の注文住宅の業績は、受注棟数が7,318棟、平均単価は4,250万円、平均坪数は35.2坪です。

グループ全体での売上高は1兆7,332億円、経常利益は1,594億円、当期純利益は1,025億円です。

会社名 住友林業株式会社
設立 1948年2月20日
創業 1691年(元禄4年)
代表取締役社長 光吉 敏郎
本社所在地 〒100-8270
東京都千代田区大手町一丁目3番2号(経団連会館)
資本金 550億8,800万円
※2023年12月31日時点
従業員数 2万1,948人(グループ全体)
※2022年12月末時点
事業内容
  • 資源環境事業
  • 木材建材事業
  • 建築・不動産事業
  • 住宅事業
  • 生活サービス事業
建設業許可 国土交通大臣許可(特-2)第4237号
宅建業免許 国土交通大臣(15)第 687号

坪単価約120万円!高額と言われる住友林業の価格を徹底分析

住友林業の注文住宅の坪単価は、約120万円です。

坪単価が50万円以下のローコスト住宅メーカーもある中で、坪単価120万円は業界内でも比較的高価格帯に位置しています。

坪単価が120万円の場合、坪数別の建築費用は次のとおりです。

建築面積・坪数 建築費用
25坪 3,000万円
30坪 3,600万円
35坪 4,200万円
40坪 4,800万円
45坪 5,400万円
50坪 6,000万円

※上記は概算であり実際の金額とは異なる場合があります。

ただし、この坪単価は2023年12月期の平均単価と坪数から算出したもので、平均単価は請負契約締結時点の受注金額が基準です。追加工事の費用は含まれていないため、実際の坪単価はやや高くなる可能性があります。

また、住友林業注文住宅の近年の平均受注単価と坪数は、次のとおりです。

平均受注単価 平均坪数 予想坪単価
2023年12月期 4,250万円 35.2坪 約120万円
2022年12月期 3,950万円 36.1坪 約109万円
2021年12月期 3,740万円 36.6坪 約102万円
2020年12月期 3,500万円 36.6坪 約95万円

近年の動向を見ると、平均受注単価は上昇している一方で、坪数は減少し、坪単価は上がっています。建築資材や人件費の高騰などの影響が考えられます。

また、住宅金融支援機構の「2023年度 フラット35利用者調査」によれば、2023年における注文住宅の建築費用は約3861.1万円で、平均世帯年収は629.1万円でした。

住友林業の注文住宅の建築費用は、この平均額を上回るため、一般的な世帯よりも高所得者層が購入している可能性が高いと考えられます。

独自の「BF構法」で地震に強い

住友林業の注文住宅は、独自に開発した「BF(ビッグフレーム)構法」を採用していて、地震に強い家づくりが特徴です。

BF構法は⽊質梁勝ちラーメン構造で、一般的な柱の太さの5倍を誇る大断面集成柱(ビッグコラム)を主要な構造材として採用しています。さらに、柱、梁、基礎の接合部をメタルタッチで強固に固定し、強靭な構造躯体を実現しています。

BF構法の主なメリットは、次のとおりです。

優れた耐震性

BF構法は、一般的な柱の5倍の太さを誇るビッグコラムが耐力壁としても機能し、優れた耐震性を実現しています。

振動実験では、2階建てよりも揺れの影響を受けやすい3階建ての建物で、最大震度7の東日本大震災と同等の最大加速度(2,699gal)を大きく上回る3,406gal(阪神・淡路大震災の加速度の4倍相当)の揺れにも耐えられることが確認されました。

また、以下の246回の加震でも構造躯体の耐震性が保たれていることが証明されています。

  • 東日本大震災の震度7 × 2回
  • 阪神・淡路大震災の震度7 × 20回
  • 震度4から6弱の震度 × 224回

住友林業の家は、耐震等級で最高ランクの3を獲得しています。

耐震等級3は、等級1(震度6強〜7程度の地震でも倒壊・崩壊しない)の1.5倍の耐震性を持つと評価され、消防署や警察署などの建物と同等の耐震性を有しています。また、耐震等級3を備えた建物は、地震保険の割引を受けることが可能です。

開放感のある広々とした室内空間

BF構法は強靭な構造躯体を実現できるため、柱や壁を最小限に抑えることが可能です。一般的な木造軸組工法の筋かい耐力壁と比較して、BF構法は約5分の1の幅で同等の耐震性を確保できるため、大きな開口部を設けることができます。

そのため、大きな窓や広々とした室内空間を持つマイホームを建てることができます。

職人技が光る”木の質感”が魅力

住友林業は、木の魅力を最大限に引き出した家づくりを得意とする住宅メーカーです。日本の木造注文住宅の近代化や合理化をリードしてきた住宅メーカーであり、木材の良さを知り尽くしたプロフェッショナルです。

同社は森林事業も手掛けていて、日本の国土の約800分の1にあたる約4.8万haの社有林を管理しています。世界20数カ国のグローバルネットワークを活用して良質な木材の安定供給を実現しています。

品質な木材を使用した住まいの主なメリットは、次のとおりです。

  • リラックス効果
  • アレルギーやシックハウス症候群対策としての効果
  • 調湿機能によるカビやダニの抑制
  • 高級感と重厚感のある空間の演出

住友林業が実施したオーナーアンケートによると、「住友林業を選んだ理由」の第1位は「木の質感」でした。

また、住友林業の家では、好みやコーディネートに合わせて、オーク、ウォルナット、ジャパニーズオーク、チーク、チェリー、マホガニーなど、さまざまな樹種から選ぶことが可能です。熟練の職人が手仕上げで木材を加工しています。

最近では、住友林業がNTT都市開発やアメリカの大手ディベロッパーと共同で手掛けた、オーストラリア・メルボルンの木造オフィスビル「T3 Collingwood」も話題を呼んでいます。

最長60年保証で長年安心して住める

住友林業は、長60年の長期保証を提供しています。

初期保証は30年間ですが、30年目以降に有料メンテナンスを受けることで、保証期間が延長される仕組みです。また、60年目までは無料の定期点検も行われます。

多くの住宅メーカーでは保証期間が10年〜30年程度ですが、住友林業の家では最長60年間保証が続くため、万が一の際にも安心です。

さらに、10年間の住宅設備保証や24時間365日受付のコールセンターも備わっています。

住友林業の家は、耐久性に優れた部材を使用している上に長期保証があるため、メンテナンスコストを抑えることができます。

住友林業の良い口コミ・評判

住友林業の良い口コミや評判を確認することで、実際に家を建てた方がどの部分に特に魅力を感じたのかを理解することができます。

住友林業で実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。

  • 傾向①:木材にこだわった家づくりができるとの声が多い
  • 傾向②:担当者の対応が良いとの声が多い 
  • 傾向③:住宅メーカーとして安心感があるとの声が多い

それぞれの傾向について説明します。

傾向①木材にこだわった家づくりができるとの声が多い

住友林業の口コミでは、木材にこだわった家づくりができる点や、良質な木材を使用したマイホームを建てられるという良い意見が多く見られます。

家を建てたいと思って、いろいろな住宅展示場に行っていました。そこで、木の家と謳っているハウスメーカーがありました。それが住友林業です。木の種類まで選ぶことができます。こんなことが出来るのはこのメーカーしかないと思い、住友林業で家を建てることにしました。床材は赤っぽい色が気に入って、サクラでお願いしました。安っぽい感じではなく重厚感があるので、とても気に入っています。とても木のぬくもりを感じられる家になったと思っています。
みん評

住友林業は、経験豊富な職人が手作業で加工した木材を使用し、重厚感や高級感のある家づくりを実現できるため高い人気を誇ります。好みやコーディネートに合わせてさまざまな樹種から選べるため、ニーズに合わせた木材選びが可能です。

木のぬくもりを感じたい方や木材にこだわりのある方から、特に高い評価を得ているようです。

傾向②担当者の対応が良いとの声が多い

住友林業の口コミや評判では、担当者の対応の良さを評価する意見が多く見られます。

新築戸建てを住友林業さんにおねがいしました。担当の方は若くて頼りになる方で、とにかく説明が細かく丁寧なことが好印象でした。何社か相見積もりを取らせていただきましたが費用的にもややメリットがあり、対応の良さと合わせて決めました。また完成イメージもアイパッドなどを用いて事前に共有していただき、完成するまでの期間がとても待ち遠しかったです。ハウスメーカー様で保証などの対応が異なるとも聞きますが、その点も住友林業の方は他社情報と比較して良い点と悪い点を隠さず教えてくれたので、安心して依頼することができました。
みん評

担当者は住宅メーカーの顔であり、丁寧な説明と対応の良さはメーカーの信頼性を高めます。

はじめて家づくりをする人にもわかりやすく説明し、事前に3DCGで完成イメージを共有することで、具体的なイメージを持ちながら家づくりを進められます。専任のプロジェクトチームが理想の家づくりをサポートするため、はじめての方でも安心です。

また、自社の良い点だけでなく悪い点も客観的に説明するため、自分に合った住宅メーカーかどうかを冷静に選ぶことが可能です。

傾向③住宅メーカーとして安心感があるとの声が多い

住友林業の口コミや評判を見ると、住宅メーカーとして信頼感や安心感があるという良い評価が多く見られます。

学生の頃、住宅展示場内の住友林業でアルバイトをしていました。そのとき得た住友林業の施工技術やお客様に対する誠実な営業方針から、家を建てるなら住友林業でと思っていました。住友林業の魅力は設計力と銘木での家造りです。デザイン性だけでなく住む人のことを一番に考えた設計ですし、日々の生活の中で提案された通りにして良かったと思うことが沢山あり、住宅メーカーとしての経験の深さを感じさせます。安心感も高く快適です。価格以上の高級感も感じられ大満足です。
みん評

住友林業は、長い歴史と豊富な実績を持ち、優れた設計力や高品質な木材、高い耐震性や耐久性、洗練されたデザイン、充実した長期保証など、安心して暮らせる魅力的な住まいを提供しています。

国内トップクラスの木造注文住宅メーカーであり、グループ全体としては売上高が2兆円に迫る規模を誇ります。マイホームは一生に一度の大きな買い物であるため、住宅メーカーに信頼感や安心感があるかどうかは、購入者にとって非常に大切なポイントです。

住友林業の悪い口コミ・評判

住友林業の良い口コミや評判だけでなく、悪い評価についても把握しておくことは大切です。

住友林業で実際に建てた人の口コミをリサーチしたところ、以下のような傾向がありました。

  • 傾向①:アフターサービスの対応が遅いという声がある
  • 傾向②:工期が遅れたとの声がある
  • 傾向③:営業担当者の対応が悪いという声がある

それぞれの傾向について説明します。

傾向①アフターサービスの対応が遅いという声がある

住友林業の口コミには、アフターサービスの対応が遅いといった意見も見られます。

住友林業では最長60年の長期保証や10年間の住宅設備保証が提供されていて、他の住宅メーカーと比べて保証が充実しています。

他の住宅メーカーでもアフターサービスに関する不満の声が見られるため、業界全体に共通する課題なのかもしれません。

引き渡し棟数の多さが影響している可能性もありますが、詳細は不明です。アフターサービスに対して、このような意見があることを把握しておきましょう。

傾向②工期が遅れたとの声がある

住友林業の口コミや評判を見ると、工期が遅れたという声が見られます。

天候や材料不足などの理由で工期が遅れることもあるでしょう。その際、遅延の理由や今後のスケジュールについて報告や対応があれば、納得しやすいものです。

逆に、適切な対応がなければ施主としては不安を感じることがあります。住友林業に限ったことではありませんが、対応に不満がある場合は、担当者や上司、本部などにしっかりと伝えることで改善されることがあります。

また、家を建てる前に、工期遅延のリスクについて確認しておくことも大切です。

傾向③営業担当者の対応が悪いという声がある

住友林業の口コミを見ると、営業担当者の対応が良く信頼できるという意見が多く見られる一方で、対応が悪いという声もあります。

特に規模の大きい住宅メーカーでは、担当者によって対応に差があることがあります。もし担当者の対応が良くない、または相性が合わないと感じた場合は、本部に相談して担当者の変更を相談するのも一つの方法です。

担当とは二人三脚で家づくりを進めるため、不満がある場合は我慢せずに相談することをおすすめします。

住友林業の注文住宅で失敗しないための3つのコツ

住友林業の注文住宅で失敗を防ぐには、要望と予算の優先順位を明確にすること、完成物件で仕様を確認すること、複数の住宅メーカーと比較検討することが大事です。

これらのポイントを事前に押さえることで、失敗や後悔のリスクが減り、理想のマイホームを実現できる可能性が高まります。

ここでは、住友林業の注文住宅で失敗しないための3つのコツを説明します。

要望と予算の優先順位を明確にしておく

住友林業で家を建てる際は、事前に要望と予算の優先順位を明確にしておくことが大切です。

要望と予算の優先順位が決まっていないと、家づくりがスムーズに進まない上に、家庭内で揉める可能性が高くなります。

  • アイランドキッチンを設置したい
  • 間接照明を増やして高級感を演出したい
  • 天井を高くして開放感のある空間にしたい
  • 広めのウッドデッキを作りたい
  • 子ども部屋にウォークインクローゼットを設けたい
  • 浴室をグレードアップしてホテルのような雰囲気にしたい

など、家族でいろんな要望があるでしょう。

しかし多くの場合、すべての要望を叶えようとすると予算が大幅に膨らんでしまいます。

予算内でマイホームを建てるには、要望に優先順位をつけることが必要です。本当に必要な部分や妥協できない条件に予算を集中させることで、満足度の高い家づくりが可能になります。

しっかりと家族で話し合い、条件の優先順位を明確にしておきましょう。

複数の完成物件を見学して仕様の違いを確認する

住友林業の注文住宅で失敗を防ぐためには、複数の完成物件を見学して、仕様の違いをしっかり確認することが大切です。

住友林業の家では、外壁、屋根、床、キッチン、浴室、洗面化粧台、玄関ドアなど、住友林業では材質やカラー、デザインなどを選ぶことができます。

3DCGシミュレーションで完成予想図を確認できますが、実物と印象が異なることは珍しくありません。また、長年使用した場合の風合いの変化についても事前に確認しておくと安心です。

複数の完成物件を見学することで、仕様や設備のミスマッチを防ぎやすくなります。

性能・仕様・価格を他社と比べて検討する

住友林業で注文住宅を検討する際は、他の住宅メーカーとしっかり比較することをおすすめします。

住宅メーカーによって性能、デザイン、オプション、坪単価、アフターサービスなどが異なるためです。複数社を比較することで、自分の条件に最も合ったメーカーを見つけやすくなります。

マイホームは一生に一度の大きな買い物だからこそ、慎重に検討することが大事です。

複数の住宅メーカーを比較した結果、住友林業より条件に合うメーカーが見つかることもあれば、住友林業が最適だと感じる場合もあります。どちらの場合でも失敗や後悔のリスクを減らせるため、納得のいく選択につながります。

東証グロース上場

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