もう嫌!土地探しに疲れたら実践したい6つの行動と心が軽くなる考え方

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もう嫌!土地探しに疲れたら実践したい6つの行動と心が軽くなる考え方

土地探しを始めた当初は希望に満ちていたものの、なかなか思い描いた土地に巡り合えず、いつの間にか疲労や不安で心が重くなってしまっている方は少なくありません。

なかなか思うような土地が見つからず疲れたとき、どうすべきかの対処法を紹介します。

土地探しに疲れる人は多い!その理由とは

一生に何度もない家づくり。理想の土地を追い求めて、土地探しに疲れてしまう人は多いものです。一生住むと思うと利便性が良く、学校や職場も近く、日当たりも良い土地で…と理想が高くなってしまいがち。

このように土地探しで疲れてしまう、あるあるな理由4つを紹介します。

あと一歩早ければ!ほかの人に取られてしまって…。

ひとつとしてまったく同じ土地はなく、購入は早い者勝ちです。購入する土地の候補として考えている間に売れてしまうことはよくあります。なかには工事中の現場で作業員の方から「売りに出す土地があるらしい」との情報を聞きつけ、未公開のうちに申し込んで滑り込めた、という話も。

「逃した魚は大きい」ということわざがありますが、迷っていた土地に本当は多少欠点があっても、売れてしまった土地ほど惜しいことをした気持ちになってしまいやすいでしょう。

せっかく気に入ったのに…。希望の家が建てられない!

立地や広さ、価格が気に入った土地が見つかっても、希望する家が建てられず購入を断念するケースもよくあります。土地には、家を建てるためのさまざまな条件があるためです。用途地域をはじめ、建ぺい率、容積率、高さ制限などがその例です。

広いLDKやインナーガレージを計画するために3階建てを希望していたが、高さ制限に引っかかってしまうなどのケースがあります。

そのほかにも、「建築条件付き」の土地の場合は、建築できるハウスメーカーが限られています。土地自体は気に入っても、ハウスメーカーのテイストや性能が気に入らない場合は、断念せざるを得ません。

条件の良い土地はやっぱり高い…。

立地が良く、適度な広さがあり、家を自由に設計できて日当たりも良いなど、条件のそろった土地は高額になりがちです。

どれだけ希望どおりの土地でも、予算と合わず無理して購入してしまうと、予定より建築費用を抑える必要があったり、家づくりにかける費用が増えて、その後の生活で我慢を強いられたりするなど、本末転倒な結果になってしまいます。

SNSを見すぎて理想が高くなってしまう

SNSで気軽に一般の人の生活を知れるようになりましたが、そのために良い面ばかりが目についてしまいます。

首都圏など人気のエリアなのに、こんなに広々した家に住んでいる、広々した庭もある、など良い面を見ればキリがありません。探し続けていれば、予算内でSNSのような理想どおりの土地に出会えるかもと期待して、なかなか妥協できなくなってしまいます。

もう嫌!イライラする!理想の土地が見つからないときの考え方

土地探しを頑張ればがんばるほど、スムーズに進まないことにイライラしてしまいます。土地探しには一般的に4カ月〜1年ほどかかるといわれていますが、それ以上の期間ともなれば疲れ切ってしまう人も多いでしょう。

しかし、イライラしたまま納得のいかない土地探しをしてもうまくいきません。そのようなときにおすすめの考え方や、気持ちの切り替え方法を5つ紹介します。

なぜ、土地探しをしているのか初心を思い出す

土地探しに疲れてしまったときは、初心に戻ってなぜ土地探しをしているか考えてみましょう。

最初は「庭あそびができる家を建てたい」と思っていたのに、探しているうちにどんどん知識がつき「間口の広い土地が良い」「防火地域だと家づくりに制限が出る…」など条件を追加しすぎていませんか

初心に戻ると譲れない条件を再確認でき、予算内で希望を叶えられる土地に出会えるかもしれません。

疲れるほど、あなたはがんばっている

土地探しに疲れてしまうほど頑張っているのは、家族がこれから住まう家に真摯に向き合っている証拠です。家族それぞれのことを思えば思うほど、あれもこれも譲れない気持ちになってしまいます。

自身が土地探しに疲れ切ってイライラしていると、家族が真剣に考えていない、と余計にイライラしてしまう原因にもなります。

これほどまでに熱心に取り組んでいる自分を褒めてあげると、「こんなに頑張っているのだから良い土地に出会える」と前向きになれたり、「この欠点はカバーできるのでは?」と良いアイデアが湧く可能性もあります。

いま、始めた人より知識が増えている

長年土地探しをしていた人なら、いま探し始めた人よりも格段に知識が増えています。家族のために勉強しながら土地探しをした時間は、決して無駄ではありません

情報誌やポータルサイトを見ていても、土地探しのコツや検索の方法も身につき候補を絞りやすくなり、良い土地を見つける目が養われているはずです。

これならと決断できる土地に、きっとこれから出会えるはずです。

購入後に後悔しないための試練かも

土地探しについて知識がないうちに、すぐに土地を購入してしまうと後々こんなはずではなかったと後悔するおそれがあります。

以下のように、不動産会社に質問する知識がないこともよくあります。

  • 広いほうが良いと思ったが、広すぎて手入れが大変
  • 意外に地盤改良や外構にお金がかかる土地だった

筆者自身、何も考えずに土地を選んだら、実は用水近くで虫が多く、せっかくの庭にあまり出られず少し後悔しています。

土地探し以外の事前準備ができる

土地探しに疲れたらいったん土地探しから離れて、「いい準備期間」と気持ちを切り替えることもおすすめです。

すぐに土地が決まり、ハウスメーカーが決まり…とスムーズに進んだ場合、契約時の書類準備や、実際の家の設計や設備を決めることに追われて「大変だった、忙しかった」となりがちです。

いま一度、家づくりではどんな間取りや設備を優先させたいのか考えたり、契約のための必要書類について調べて準備したりしておくことで、いざ良い土地に出会えたときには焦らず、余裕を持って家づくりに取り組めるでしょう。

疲れたときだからしたい!土地探しを成功させるための6つの行動

土地探しに疲れたときは、不動産会社に問い合わせる、ポータルサイトを見るなどの正攻法以外の方法や視点を持ってみると、意外にうまく進むかもしれません。

ここでは疲れたときにこそ取り組んでみてほしい、希望にあった土地に出会うための6つの行動を紹介します。

先に住宅会社を決めて、土地を探してもらう

土地探しに疲れたときこそ、逆転の発想をしてみましょう。土地を決めてからハウスメーカーに申し込むのではなく、先にハウスメーカーを決めてしまうのもひとつの方法です。

各ハウスメーカーは、ほとんどのケースで「建築条件付き」の土地を所有しています。最初から気に入ったハウスメーカーで家を建てることを前提としていれば、建築条件付きの土地もまったく不利にはなりません。

また、土地のみを探す場合に比べて割安で土地を購入できる場合もあります。土地探しの段階から、このような家を建てたいといった希望や、建築費を含めた予算を伝えて一貫して相談できるためメリットは大きいでしょう。

古家付き土地や未公開土地も選択肢に入れてみる

新築で家を建てようと土地探しをしていると、すでに成形された更地に目が行きがちです。しかし、古家付き土地や未公開土地も選択肢に入れることで、思わぬところで掘り出し物が見つかる可能性があります。

古家付き土地は築数十年の古い家がそのまま残った土地のため、家を新たに建てるには解体が必要です。解体費用の相場は地域などにもよりますが、100〜200万円が相場です。しかし、その解体費用も加味した価格設定だったり、値引き交渉がしやすかったりといったメリットがあるため、通常より土地を安く購入できる可能性があります。

また、地域の不動産会社などに直接相談へ行けば、不動産ポータルサイトに載せていない未公開土地を紹介してもらえる可能性もあるため、これまでと違う探し方をしてみるのも一案です。

予算が理由ならいったんやめる!貯金して〇カ月後、〇年後にリベンジ

良い条件の土地があっても予算が気になって即決できないのであれば、思い切っていったん土地探しを辞めるのもひとつの方法です。改めてしっかり予算を決めて「子どもの入学に間に合うよう、2年後までに頭金としてあと200万円貯める」など決めて、再挑戦しましょう。

明確な予算を決めておけば、「〇万円以上だったら、どんなに良い土地でも買わない」と迷いを減らせます。

土地探しに疲れたときこそ、ライフプランを考えてみると気分転換にもなり、実際の家づくりにかけられる予算もはっきりします。

優先順位を決める

土地探しで、良い面を見ればキリがありません。学校までの距離、駅までの距離、日当たり、広さ、価格などの数多くある条件の中で、何をもっとも優先するのかをいま一度考えてみましょう。

以下のように優先度を下げられる項目が、きっとあります

  • テレワークが増えたため駅からの距離の優先度は下げる
  • 天窓や掃き出し窓を大きくとるなどの工夫で日当たりは解決できそうだから、日当たりの優先度は下げる

絶対に譲れないポイントを家族でしっかり話し合うことで、家族の家づくりへの気持ちも再確認できるでしょう。

土地の欠点をカバーする方法を考える

狭い土地や彩光が取れない土地は、設計士さんの腕の見せ所。相談してみると隣家の屋根の勾配に合わせて彩光用の窓や天窓を設けるなど、光を取り込む設計をしてもらえることもあります。

プロの設計士なら、隠れた土地の魅力を引き出してくれるかもしれません。土地単体で完璧を求めずに、土地と建物をセットに考えることで良い土地が見つかる可能性が高まります。

狭小住宅を建てた人が、狭さを感じさせないよう工夫して楽しむ様子や、土地代を節約して旅行や趣味などにお金をかけて楽しんだりしている様子を見ると、マイナスを感じず視野が広がるかもしれません。

夫婦で探そうとしすぎない

家族がずっと暮らすことになるため、家づくりでは「夫婦」や「家族」で一緒に土地を探さなければならないと思い込んでしまいがちです。

夫婦の一方が疲れていたり、モチベーションが下がったりして土地探しができないと、もう一方が焦ってしまったり、なぜ一緒に探してくれないのか、とイラだったりしてしまいます。

必ず一緒に探すという思い込みを捨てて、動けるときに動けるほうが土地探しをすれば、「良い」と思える土地に出会えるかもしれません。1人のほうがフットワーク軽く調べたり、見に行ったりもできるでしょう。

これと同様に、両親の意見を聞きすぎることも土地探しが難航する要因のひとつなので、「参考」程度にとどめることをおすすめします。



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