旦那と土地の意見が合わない!どうすべき?お互い納得の解決策4選

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旦那と土地の意見が合わない!どうすべき?お互い納得の解決策4選

旦那と土地の意見が合わなくて、家の計画がなかなか進まない…。そんな悩みを抱える奥さんは少なくありません。

駅チカか郊外か、静かか賑やかか…。土地選びは、一生に一度の大きな買い物ですから、お互いに納得できるものを見つけたいものです。しかし、どうしても譲れない点があると、話し合いがこじれてしまうことも…。そんなときには、どうすればよいでしょうか。

本記事では、夫婦で土地の意見が合わないときに、イラッとしないでスッキリする方法を4つ紹介します。紹介する方法を試して、あなたも旦那も満足できる土地を見つけましょう。

旦那と土地の意見が合わない理由

マイホームは一生に一度の大きな買い物です。簡単に買い替えられないからこそ、いつどこに建てるかなど夫婦の意見がぶつかってしまうことがよくあります。

夫婦で土地探しの意見が合わない理由は、主に以下の3つが考えられます。

親からの資金援助など、自分のほうの資金の負担が多い

どちらかの独身時代の貯蓄が多かったり、親からの援助があったりして家づくりに出す資金が多い場合、もめる原因となることがあります。

資金を多く出すと、「自分の意見が優先されて当たり前と思ってしまう」「資金援助してくれる親の近くの土地を購入するのが当然」など、相手の意見を聞き入れにくくなってしまいます。しかし、一方の意見のみで土地を購入してしまうと、家づくり中だけでなく実際に暮らし始めてから、片方がストレスをためてしまうでしょう。

資金の大小に関わらず、お互いが納得のいく土地探しをすることが大切です。資金の負担が少なくても、地方公共団体(自治体)の補助金や減税制度、住宅ローンや火災保険についてなど積極的に調べて夫婦で共有すれば、家づくり全体の資金が節約できます。

どちらかの知識が不十分

夫婦であっても考え方や価値観、知識量はさまざまです。たとえば周辺環境の面で、「日当たり」を重視しているケースで考えてみます。

  • 日当たりがよいほうが、快適に過ごせそう
  • 日当たりがよい家なら、太陽光発電を設置して光熱費を下げられそう

上記のケースでは、どちらの意見を重視したくなるでしょうか。二つ目のほうが、「検討する余地がある」と感じませんか。

また、駅チカの狭小地と1本奥の通りで駅まで徒歩15分の土地を比較した際、1本奥の通りの土地のほうが1,000万円安いとしたら、どうでしょうか。夫が1,000万円安くなると知らずに、妻が「徒歩15分だし、こっちでもいいでしょう?」と一方的に伝えても、夫は駅チカがいい、と意固地になってしまう危険性があります。

同じ知識をベースにして、あくまでフラットに考えることが大切です。

家を建てたい気持ちの大きさ!先延ばしにされる理由は?

家を建てたい気持ちが夫婦ともに同じとは限りません。

「夫が30代のうちには建てたい」と悠然と構えている一方で、「妻は子どもの小学校入学前までに引っ越しを終えたいと焦っている」といった事例は、よく聞く話です。

逆に夫は住宅ローン金利が低い、いまのうちに家を建てたいけど、妻は納得のいく土地が見つかるまでじっくり探したい、といったこともあるでしょう。

家づくりを先延ばしにしている理由としては、以下のようなものがあります。

  • 家のことを妻に任せていて、あまり賃貸住宅でも不便を感じていない
  • 賃貸住宅なら家賃補助が出るので、急がなくてもよいと思っている
  • 頭金をもっと貯めてから家を建てたい
  • 具体的な家を建てる場所や家のイメージができてから考えたい
  • 子どもが進学することを、具体的にイメージできていない
  • 家づくりが土地探しからどのくらいの期間で完成するかイメージできていない

家づくりを急いでいれば焦る気持ちが大きくなり、よい土地があればと悠然としていれば、妻にとっては先延ばしにされていると感じやすくなります。

「子どもの小学校入学までに」などゴールが決まっていれば、逆算して土地を購入すべき期限が決められるため、なぜ急いでいるように映るのか、しっかり話し合ってみましょう。

土地を決定するうえで起こりやすい価値観の違い

土地探しをするうえで、価値観の違いからすれ違いが起こってしまうことがあります。これまでの生活環境や生活スタイルによるものが大きいので、正解がないのが難しいところですが、大切なのは自身の家庭での優先順位を考えることです。

万が一のときは売却するか一生住む覚悟か

代々土地を受け継いでいくことが多かったひと昔前と違い、老後は家を売却して便利な場所に引っ越す人も増えてきました。

いずれ売却して引っ越す可能性があるなら、「いざというときに売れる土地を購入しておく」ことが大切です。かなり郊外にある場所や崖地など立地条件が悪い場所は、いざというときに売れなかったり、売れても安価になったりするリスクがあります。

都心部やベッドタウンとして人気な街なら、いずれ売却するときに買い手がつかずに困ることは少ないでしょう。

一方で、「よほどのことがない限り一生住み続ける」と決めているのであれば、多少条件の悪い場所でも、夫婦にとって納得のいく土地が見つかるかもしれません。

土地にお金をかけるか建物にお金をかけるか

家づくりで切っても切れないのが予算です。

5,000万円の予算でも、通勤などに便利な都心部や人気エリアに家を建てようと思うと土地に3,000万円以上かかり、建物は2,000万円程度の予算となります。

一方、郊外に行けば1,000万円程度の広々した土地に、4,000万円の充実した建物を建てられる可能性があります。毎日電車で通勤する夫は都心部に住みたいとこだわり、自宅で家事や育児に関わる時間の長い妻は郊外でも快適な建物に住みたい、など価値観がすれ違う危険性が高いのです。

また、そもそも家づくり自体にお金をかけずに、旅行や車などの趣味や子どもの教育にお金をかけたい、という価値観もあります。

すべてに好きなだけお金をかけることは難しいため、どこを優先するかは夫婦でのすり合わせが大切です。

どちらかの実家や会社近くにすべきか公平にすべきか

共働きの夫婦が多い現在では、どちらかの実家の近くに家を建てて、子育ての支援が受けられるようにしたい、という意見も多くみられます。

一方で、通勤しやすいように会社の近くに住めば、通勤時間を短縮できて家族との時間をゆっくり取れます

なかにはお互いの実家や会社の中間地点にしたいという意見もあり、夫婦それぞれの価値観によるところが大きく、正解はないためすれ違いやすい原因のひとつです。

旦那と土地の意見が合わないときの解決策4選

夫婦間で土地探しに対する意見がすれ違ってしまうときは、以下に紹介する4つの解決策を参考にしてみましょう。

どちらかが我慢するのではなく、お互いの意見をすり合わせて、同じ土台で優先順位をつけることが大切です。

実家がない・親がいなかったら?まずは2人だけの視点で

資金を出してくれる、育児を手伝ってもらえるなどの理由で、夫婦どちらかの実家近くの土地を買いたいと思っているケースは多いでしょう。もし実家や親の影響がなかったらと仮定して、夫婦2人の希望を出し合ってみましょう。

土地に関する希望を書き出したら、譲れないポイントから優先順位をつけていきます。このとき、「都心部のほうが便利に決まっている!」「広い土地じゃないとイヤだ!」など気持ちの面だけで主張し合うと、行き詰まってしまいます

ポイントは利用頻度と期間を考慮して、優先順位をつけることです。たとえば60分の通勤時間がかかるから都心部がよいと思っていても、リモートワークが増えて週2日の出勤になる可能性もあります。また、転職する可能性もあるでしょう。その場合は、通勤時間の優先順位を下げるなどして、工夫してください。

一緒に土地探しの勉強をする

お互いに知識不足ですれ違っていただけ、という可能性もあるため、一緒に土地探しの勉強をすることも有効です。

よい立地だと思っても、家を建てるときに地盤改良が必要で数百万円上乗せでかかるといったケースもあれば、旗竿地はたざおちなら都心部でも少し安く手に入るなどのケースもあります。

また、土地に関する難しい勉強だけではなく、「妻の希望する土地にも大きなショッピングセンターが建っていて生活に便利」とか、「主要駅ではないけど駅まで実は徒歩10分で行ける」などのすり合わせをしましょう。それで土地の価格が1,000万円も抑えられるなら、納得感があるかもしれません。

さらに、実際にどれだけの予算を土地探しにかけられるのか、しっかり話し合うことも大切です。

土地と建物の建築総額だけでなく、今後の生活や家のメンテナンス費用、税金などを含めて考えることが大切です。建物にある程度の予算をかけることで、断熱性能のよい家づくりができ、冷暖房の光熱費が抑えられるなどの建築後のメリットもあります。

このようなことをすべて共有したうえで、土地や建物にどのくらいのお金をかけたいかを話し合いましょう。


いつまでに家を建てたいか意見をすり合わせる

土地探しの優先順位を決めて探そうと思っても、どちらかが一生懸命探して、一方がいつかよい土地に出会えれば、とすれ違っていてはうまくいきません。

同じスピード感で土地探しをすることで、ある程度納得のいく土地が見つかったときに購入に踏み切れます

家を建てる目安となるのは、以下のようなタイミングです。

  • 子どもが小学校に上がる前
  • 60代のうちに35年ローンを終えられる35歳頃まで
  • 住宅ローン金利が低い早めの段階
  • 社宅を出る期限の〇年後

逆に上記のような急ぐ理由がない、子どもは転校しても全国に友人ができて楽しい、など前向きに捉えているのであれば、いったん土地探し自体をお休みするのもよいかもしれません。

土地探しのプロからアドバイスをもらう

土地探しに正解はないため、100パーセントお互いに納得する土地に出会うのは至難のわざです。土地探しのプロなど第三者から、整理された意見を聞けば、少し冷静に考えられるでしょう。

また、夫婦の独学では考えていなかった注意点や、より良い提案をもらえる場合もあります。プロからアドバイスを受け、客観的な視点から夫婦ともに納得のいく土地を決定しましょう。


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