隠し部屋を新築に作るならこれ!用途や広さ、費用感を徹底解説

更新日:
隠し部屋を新築に作るならこれ!用途や広さ、費用感を徹底解説

忍者屋敷や、ハリー・ポッターなどの物語に出てくる隠し部屋。そんな仕掛けがある秘密の部屋に、子どもの頃あこがれませんでしたか。新築だからこそ、そんな仕掛けのある家をつくって夢を現実にしたいものです。

しかし、隠し部屋を新築につくるには、それなりの費用や広さが必要です。本記事では、最近流行の隠し部屋や主な使用用途をはじめ、必要な広さ、費用感、注意点までわかりやすく解説します。

【新築】最近はどんな隠し部屋が流行っている?

隠し部屋とは、一見扉に見えないようにつくられた壁や本棚などの裏にある部屋のことです。

最近、流行っている隠し部屋を3つ紹介します。

本棚や収納棚の裏にある書斎

本棚の裏につくった隠し部屋
本棚の裏につくった隠し部屋

普通の本棚や収納棚に見えるのに、実は裏に書斎が隠されていた、というように隠し部屋を書斎として使う方は多いです。

集中して仕事や読書をしたいときは、隠し部屋の書斎にこもることで邪魔されにくくなります。最近では自宅でテレワークをする人も増えているので、隠し部屋として書斎をつくる人が増えるのではないでしょうか。

隙間になりやすい場所を活用した収納スペース

収納スペースにつくった隠し部屋
収納スペースにつくった隠し部屋。ロゴのある部分に入口が隠れています。

階段下やスキップフロア下など、デッドスペースになりやすい場所を隠し部屋にする人もいます。日用品を隠し部屋に収納することで、生活感を隠すことも可能です。

収納スペースだと一見わからないように、入口の扉を壁と同じ色やデザインにそろえることで、よりスッキリした印象を感じられます。

生活空間から隠れた場所にある秘密基地

地下室のドア先につくった隠し部屋
地下室のドア先につくった隠し部屋

押し入れの上段・下段や、屋根裏・地下室などを、隠し部屋にされる方もいます。地下などは通常の生活空間から隠れた場所であり、視線を遮る必要のある場所に向いています。

地下室は、防音性が高いのでシアタールームなど大人も楽しめる隠し部屋をつくる人もいます。小さいクッションやテーブルを配置すると、ちょっとした秘密基地にもなるので、子どもも楽しめます。

屋根裏へ続く階段を本棚などで隠したり、はしごで上る仕組みにしたりすることで、より秘密基地らしくなるような工夫をするのも、最近の流行です。

どんな用途で使っている人が多い?

隠し部屋には、以下のようなメリットがあります。

  • こもって自分だけの時間を過ごせる
  • 仕事や勉強をする際に、集中しやすい
  • ホッと安心できて、リラックスできる空間になる
  • 自分の好きなものでそろえれば、モチベーションアップにもつながる
  • 大切なものを保管するスペースにもなる

さまざまなメリットがありますが、どんな用途で使っている人が多いのでしょうか。代表的な用途を紹介します。

勉強やワークスペースとして使っている人

扉を締め切ることで、完全に自分の空間として使えます。集中して勉強したいときや、仕事をしたいときに使う方も多いです。

特に最近ではテレワークをする人も増えてきているので、仕事部屋として活用したいと考える方も少なくないでしょう。

遊びや趣味の部屋として使っている人

子どもの遊びスペースとして使ったり、読書やゲームなどの趣味の部屋として使ったりする人も多いです。

おもちゃなど子どもの好きなものをたくさん置けば、子どもも喜ぶでしょう。また、読書やゲーム、フィギュアなど自分の好きなものを保管したり、趣味の部屋として使ったりするのもおすすめです。

リビングや寝室など、家族で共有する場所には置けないものを隠し部屋にすべて保管するようにすれば、無くなったり壊れたりする心配も少ないでしょう。

収納部屋として使っている人

普段あまり使わないものや季節物などを収納する場所として、活用する方法もあります。

リビングなどのほかの部屋を生活感のない空間にしたい方は、隠し部屋を収納スペースとして利用するのもよいでしょう。

どのくらいの広さが必要?

広さは、用途によって異なります。たとえば、書斎に最低限必要な広さは1畳です。しかし、つくる場所によっては広さや天井の高さが制限されることもあります。

たとえば、階段下やスキップフロア下に隠し部屋をつくる場合、階段・スキップフロアよりも天井の高さが低くなります。階段下の場合は天井が斜めになるので、頭をぶつけてしまうおそれもあるでしょう。

また、建築基準法において「小屋裏物置 等」と呼ばれる、ロフトなどの屋根と天井のあいだにある空間につくる場合も制限があります以下の条件をクリアしないと床面積に含まれ、その分固定資産税がかかってしまうため注意しましょう。

  • 床面から天井までの高さが1.4m以下
  • 床面積がロフトなどを設置する階の2分の1未満
  • 移動できない固定式のはしごを設置しないこと

固定資産税をできるだけ少なくしたい方は、上記を満たした部屋をつくることをおすすめします。

また、地下室はシアタールームや貯蔵庫などの用途として使えるため、隠し部屋として使う方も少なくありません。しかし、自然災害に弱く費用も高い傾向にあるため、予算に見合うか検討する必要があります。

なお、地下室のメリットとデメリットは次のとおりです。

地下室のメリットとデメリット
メリット デメリット
  • 遮音性が高く、シアタールームや音楽室として使える
  • 地震の揺れの影響を受けにくいため、シェルターや貴重品の保管庫としても使える
  • 温度の変化が少ないので、ワインや保存食の貯蔵庫にもなる
  • 建築面積の1/3までの広さであれば容積率に算入されないため、土地を有効活用できる
  • 湿気を含むため結露しやすい
  • 大雨などの自然災害で浸水しやすく、大掛かりな修繕が必要(浸水させないための事前の対策が必要)
  • コストが高い

費用感

1階や2階など地上階に建築する場合、一般的な坪単価と同様の費用がかかってきます。

壁面の一部や本棚を造作して扉にする場合、専用の引き戸や開き戸の金物が必要になってくるため、その分の材料費で10万円程度かかります。そこから施工費用がプラスされますが、地上階の隠し部屋であればこの程度の予算で十分でしょう。

ただし、地下室を隠し部屋にする場合には注意が必要です。なぜなら、地下室は地面を掘って部屋を建築するため、地下室をつくっても問題ない土地なのかを調査したり、建築する際に発生する土を処分したりといった費用がかかってくるからです。

以下に、隠し部屋として地下室を建築する場合にかかる費用をまとめてみました。

隠し部屋として地下室を建築する場合にかかる費用相場
費用内訳 相場(万円)
地盤調査 105〜190
土を運んだり掘ったりする 350〜400
地盤改良 100〜300
浸水対策 580〜890
結露対策 15〜70

地盤改良費用・浸水対策費用・結露対策費用は、土地によっては不要の場合もあります。しかし、地下室は浸水しやすい・結露しやすいというデメリットがあるので、場所によっては対策としてお金をかけたほうがよいでしょう。

新築の隠し部屋をつくる際の注意点

隠し部屋をつくる場合、費用や広さだけでなく注意点も複数あります。

防犯時の避難場所としても使えるようにする

隠し部屋は、不審者の侵入などの万が一のときにも使える部屋です。家づくりの段階から、家族の避難場所として使えるように間取りを検討するのもよいでしょう。

住み始めてからも家族で万が一のときには隠し部屋へ避難することを共有しておくと、緊急時に落ち着いて対処ができます。

家のテイストに合わせる

家の雰囲気にあったデザインにすることで、隠し部屋もしっかりとその家になじむので、より秘密基地のような雰囲気が感じられます

複雑な間取りにすると費用が余分にかかる

こだわりを詰め込みすぎて複雑な間取りや仕組みにすると、その分費用もかさんできます。まずは、隠し部屋をどんな用途で使うのか、広さはどのくらい欲しいのか、家族と話し合って優先すべき希望や予算を明確にしましょう。

自分がどんな隠し部屋をつくりたいかを明確にするために、SNSなどから施工事例の写真を探し、自分のイメージに近い写真を見つけるのがおすすめです。

また、メタ住宅展示場では、全国のモデルハウスを制限なく見学できます。隠し部屋を探すような冒険心を持って、興味のある方向をクリックするだけで、実際にその場にいるかのような体験ができますので、気軽にお試しください。

隠し部屋など、気になる施工事例があれば写真を保存したり、実際の資料を取り寄せたりも無料でできます。


東証グロース上場

リビン・テクノロジーズ株式会社(東証グロース上場 証券コード:4445)が運営する住宅展示場です

Copyright © Living Technologies Inc. All rights reserved.

page
top