どうせ家を建てるなら、遊び心のある家や面白い家をつくりたいと思う人は多いでしょう。そんなワクワクする家をつくれたら、友人や知り合いを招いて自慢できますし、発想力にも磨きがかかりそうです。
本記事ではあまり知られていない個性的で面白い、遊び心のある家を紹介します。人をアッと驚かせるような一風変わった家をつくりたい方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
遊び心のある家のアイデア特集
毎日の暮らしがワクワクするような、遊び心のある家づくりのアイデアを紹介します。ぜひ、家づくりの参考にしてください。
いい夢が見られそう?ハンモックのある家
リビングにハンモックを設置すれば、ゆったりとリラックスした時間を過ごせます。リビングの窓から入る光や風の中で、読書をしたり昼寝をしたりと、気ままに過ごす時間は日々の疲れを癒やしてくれるでしょう。
ハンモックは横になる以外にも、次のような使い方ができます。
- ソファやイスの代わりにしてテレビを見る
- 半屋外スペースに設置してアウトドア気分を味わう
ゆらゆら揺れるハンモックは、子どもの遊び道具にもなります。「ひとり時間を満喫したいとき」「家族団らんを楽しみたいとき」生活のさまざまなシーンで活用できます。
また、カラーや素材の種類が豊富なハンモックは、それだけでインテリアのポイントにもなります。壁や天井から吊り下げるタイプと自立するスタンドタイプがあり、設置場所に応じて好みのタイプを選べます。
こんな理想をお持ちの方は、ぜひハンモックの導入を検討してみてください。
- ひとりのリラックスタイムを充実させたい
- 家族と一緒の時間をにぎやかに楽しみたい
- 家でもアウトドア気分を満喫したい
- 吹き抜けリビングや面積の広いリビングを充実させたい
赤ちゃんや女の子に!天蓋 (キャノピー)付きベッドでお姫様気分
天蓋(キャノピー)とは、ベッドの周囲にフレームを組んだり、天井や壁から吊るしたりして、透け感のある生地などでベッドを覆ったものです。貴族が主人の寝姿を使用人に見られないために設置したのが始まりであることから、現在でも高級感を演出するインテリアとして使用されます。
天蓋を取りつけたベッドで眠れば、お姫様気分を味わえます。プリンセスに憧れる女の子の部屋にぴったりです。
天蓋はインテリアや装飾の目的だけでなく、蚊やムカデなどの虫よけにも使われています。害虫の侵入が心配な場合、天蓋を取りつければ安心して眠れるでしょう。
エアコンの風を避けたい場合や、光を遮りたい場合にも、天蓋の生地があることで風や光を和らげてくれます。
つまり、天蓋は遊び心を取り入れながら虫よけや風よけができる、機能性も兼ね備えたインテリアといえます。ベビーベッド用の小さいタイプや、自立するスタンドタイプも販売されており、カラーも豊富です。
次のような方は、天蓋を取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 子どもや自分のために、お姫様のようなかわいらしい部屋をつくりたい
- 高級感のあるインテリアにしたい
- 就寝中に害虫を近寄らせたくない
- エアコンの風に直接あたりたくない
絵の才能が爆発?どこでも落書きしていいよ!壁が黒板の家
壁を黒板にした黒板インテリアも人気です。壁一面の黒板にチョークで落書きできるのは、子どもにとって夢のような空間でしょう。
黒板塗料を塗ったり、黒板シートを張ったりするだけで、壁を黒板にできます。チョークで書いたあとは、水拭きすればきれいに消えるため、消すのに手間がかかりません。
「家の壁を子どもに落書きされた」という話は、実際によく聞かれます。しかし、その都度叱ったり注意したりするのは、保護者にとっても心苦しいものです。そこで、「子どもの意思を尊重し、自由な感性を育てたい」方は、壁に落書きができる場所を用意するなど、子どもの創造性を尊重する取り組みを検討してみると、子どもたちの自由な発想力や想像力を育てられます。
また、黒板インテリアは、子どもの落書きスペースとしてだけでなく、カフェ風のインテリアとしても人気です。キッチンやダイニングの壁の一角に黒板を取り入れれば、カフェやバルのような雰囲気を演出できます。
日々の献立やおやつのメニューを書いたり、家族間の連絡ツールや買い物用のメモとして使ったりと、紙に書くよりも遊び心があり、家族とのコミュニケーションを楽しめるでしょう。
壁が黒板の家はこんな方におすすめです。
- 子どもに壁の落書きを注意したくない
- 子どもの絵心や自由な感性を育てたい
- 自由に落書きできるスペースをつくりたい
- おしゃれなカフェ風のインテリアを取り入れたい
- 学習スペースで黒板を使いたい
東京スカイツリーも採用!2階から1階の様子を確認できる「ガラス床」
東京スカイツリーの展望デッキに使われているガラス床は、一般の住宅でも使用できるのをご存じですか。多くの場合、一般の住宅では採光のために使用されています。
2階の床の一部にガラスを取り入れることで、1階の日当たりが悪い場合でも、2階の窓や天窓から取り込んだ光を1階まで届けられます。1階の天井の一部がガラスになることで、遊び心を盛り込んだ開放感のある空間にできるでしょう。
また、ガラス床の真下をリビングや子どもの遊び場にすれば、2階にいながら1階で子どもが遊ぶ様子を感じられます。このように、ガラス床を介して2階からも1階からも家族の様子を確認できるため、さみしがりやな方や目を離すのが心配な家族がいる方も安心して過ごせるでしょう。
使用するガラスは床専用に作られている強化ガラスで、十分な強度を保っているのが一般的です。ただし、ガラス床を設置する場合は必ず専門家のアドバイスのもと、以下の点について十分に確認しましょう。
- 何キロぐらいの重さに耐えられるか
- 何人ぐらい乗っても大丈夫か
- 地震の際に割れる心配はないか
- 滑りにくいようになっているか
なお、ガラス床の採用は次のような家庭におすすめです。
- 住宅密集地で日当たりが悪い
- 1階をできるだけ明るくしたい
- 2階からも1階の様子がわかるようにしたい
花火や星空観賞に!ルーフバルコニーのある家
ルーフバルコニーとは、1階の屋根部分をバルコニーとして使用するものです。通常のバルコニーより面積の広いタイプが多く、さまざまな用途に使えます。一般的にバルコニーは、屋根がなく2階以上に設置された張り出し部分を指します。バルコニーとは異なりベランダには屋根があり、広さも人が通れる程度の広さでバルコニーほどはありません。
ルーフバルコニーでは屋根がない分、開放感のある空間で花火や星空を観賞できます。また、日当たりもよいことからガーデニングや家庭菜園にも適しています。
一般的にルーフバルコニーは面積が広いため、テーブルやイスを置いてお茶を飲んでくつろいだり、バーベキューをしたりとさまざまなシーンで有効活用できるでしょう。ルーフバルコニーは2階以上の高い場所にあるため、同じ広さでも庭とは違う開放感があり、遊び心をくすぐる空間です。
ただし、屋根がないルーフバルコニーでは室内に強い日差しが入りやすいため、必要に応じて日よけの「オーニング」などの簡易的な屋根を取りつけて使用するのもよいでしょう。
ルーフバルコニーの設置は次のような方におすすめです。
- 家に庭がない
- 家で花火や星空を鑑賞したい
- 屋外でバーベキューなどのアウトドア気分を味わいたい
自分だけの1人時間が楽しめる!「ヌック」のある家
ヌックとは、スコットランド語の「neuk(ヌーク)」を語源とする言葉で、居心地のよい小さな空間を意味します。個室とは異なりリビングの一角や階段下などの空間に、2~3畳ほどのスペースで設けられるのが一般的です。
ヌックの用途に決まりはありません。以下のように使う人の好みに合わせて、さまざまな空間に早変わりします。
- フィギュアやカードなどのコレクション部屋
- 好きな本や漫画に囲まれた読書部屋
- ぬいぐるみやおもちゃの保管もできる子どもの遊び部屋
個室ではないため、家族が自由に使える点も特徴です。
ドアを設置せずに空間の一角として設けることで、家族と適度な距離感を保ちつつ、自分ひとりの時間、自分だけの居場所を楽しめます。また、床を小上がりにして段差を設けたり壁紙を変えたりして、ほかとは違う特別な空間を演出することで、秘密基地のようなワクワク感を感じられます。
ヌックの採用は次のような方におすすめです。
- 秘密基地のような遊び心のある空間をつくりたい
- ひとりでのんびり過ごせる場所が欲しい
- 間延びした広い空間にメリハリをつけたい
なお以下は、キッチン横に秘密基地のようなヌックをつくった事例です。キッチン横ならヌックで子どもが遊んでいても様子を見るのに便利ですし、仕事部屋として活用する際にも休憩時間にササッと調理できます。
※スマートフォンの場合、画像の中心をタップすると該当ページが見られます。
提供:鎌田建設株式会社
アニメに出てくる!小さなドアから異空間へ行ける家
おとぎ話やアニメに出てくるような小さなドアを取りつけて、ファンタジーな空間を演出してみるのはいかがでしょうか。
階段下やトイレの収納スペース、キッズスペースなど、小さくても実用面で支障が出ない開口部に小さなドアを取りつければ、子どもだけでなく大人も気分を上げられるでしょう。
アーチ型や三角のドア、装飾を施したデザインなど、収納用のドアひとつでも遊び心を取り入れられれば毎日の暮らしに小さな楽しさが加わります。
小さなドアの設置は次のような方におすすめです。
- おとぎ話やアニメのようなかわいらしい雰囲気の家にしたい
- 実用的な使い勝手だけでなくワクワクする要素を取り入れたい
- 子どもが喜ぶインテリアを取り入れたい
ボルダリング・うんてい!アスレチックで鍛えられる家
吹き抜けの壁を活用したボルダリングウォールで、気軽にボルダリングができたら子どもも大人も家族で楽しめます。ボルダリングウォールを1階からロフトまで突き抜ける構造にして、階段を使わずに、ボルダリングで上り下りできる遊び心満載な家が人気です。
また、室内ではなく、家の外壁にボルダリングウォールを設置するケースもあります。
耐久性に十分考慮する必要はありますが、天井にうんていを設置して、家をアスレチックができる空間にしたら、遊びながら手軽に体力作りができます。子どもだけでなく、大人もボルダリングやうんていで体を動かすことで、運動不足が解消できるでしょう。
なお、ボルダリングウォールや壁に取りつけるホールド、うんていの部材にはさまざまなカラーがあり、インテリアのアクセントにもなります。家のテイストに合ったカラーを選びましょう。
次のような方は、ボルダリングやうんていの設置が向いているかもしれません。
- 家の中に体を動かせるスペースを設けたい
- 子どもの体力作りをサポートしたい
- 階段とは別に上下階を往来できる手段がほしい
いまは住宅展示場も遊び心満載!
住宅展示場というと「ハウスメーカーが実施する複数のモデルハウスに足を運んで住宅を見学できる代わりに、営業をされる」そんなイメージはありませんか。
しかし、最近の住宅展示場は違います。何百ものモデルハウスをゲーム感覚で見学できるのが、メタ住宅展示場です。上下左右行きたい方向にクリックするだけで、いろんなインテリアが見られます。
スクロールすれば詳細に拡大して見たり、遠くからの眺めも確認できたりと、わざわざ自分の足を使う必要はありません。ゴロゴロしながら、お茶を飲みながら、じっくり遊び心のある間取りを考えたい方に、ピッタリです。
メタ住宅展示場によるモデルハウスの見学は、24時間完全無料なので、いつでも遊びにきてください。