注文住宅の建築を検討したとき、情報収集するために有効なのが資料請求です。最近では一括で複数の施工会社に資料請求ができるサービスも増えています。
資料請求を活用した、効率的な家づくりの進め方を紹介します。また、資料請求した際に受ける営業についても解説します。
もくじ
注文住宅の資料請求をする割合はどのくらい?
注文住宅の資料請求をする方は、どのくらいいるのでしょうか。資料請求するメリットと併せて紹介します。
資料請求した人は13.6%
ブランディングテクノロジー株式会社の「注文住宅購入における意識調査」によると、施工会社選びで最初に起こした行動が「資料請求」の人は13.6%でした。
ブランディングテクノロジー株式会社「注文住宅購入における意識調査」より
1番多かったのは、見学会や相談会などの直接訪問の79.1%です。最初の行動として資料請求を選ぶ方は少ないですが、見学会や相談会などの直接訪問を効率よく進めるには、資料請求が役に立ちます。
直接訪問先を絞り込むために資料請求がおすすめ
資料請求をして、各社の特徴や建物の雰囲気を知ることで、見学会や相談会に行く施工会社を絞り込めます。
施工会社の資料には、ホームページでは掲載していないような詳しい情報も載っています。より詳しい情報をチェックしながら、自分たちの希望に合っているのかを判断できます。
たくさんの展示場などを見て回ることも大切ですが「結局どこがいいのかわからなくなってきた」と迷ってしまう方が多いため、選択肢を絞っておくのがおすすめです。
事前に質問したいことを準備できる
資料を事前にチェックできると「キッチンはどんなタイプから選べるのか」など、質問したいことを準備してから見学会や相談会に行けます。
展示場で「何か不安はありますか」と不意に聞かれても、その場では聞きたいことが思い浮かんでこないケースが多いです。
自宅でゆっくり資料を眺め、普段の生活を送りながら浮かんできた疑問を準備しておくとよいでしょう。
注文住宅にかんする基礎知識が学べる
資料請求をすると、家づくりに必要な情報を入手できます。具体的には、最新の金利事情や流行りの家具など、注文住宅を建てるうえで必要な基礎知識が学べます。
すべて施工会社に任せてもよいのですが、完成後に「キッチンはオープンタイプにすればよかった」など後悔する点が多くなるため、基礎知識は学んでおくのがおすすめです。
実際に展示場を見に行ったときに、資料で得た情報を復習すると、より知識として定着します。契約後の打ち合わせでも担当者とイメージを共有でき、失敗する確率が減ります。
資料請求を利用した家づくりの効率的な進め方
資料請求を利用した家づくりの進め方を具体的に紹介します。
希望条件の優先順位を決めておく
注文住宅を建てるときは、当然希望条件がいくつかあるでしょう。その希望条件の中で優先順位を決めておくと効率よく進められます。
- 玄関の位置を南東にしたい
- リビングの広さよりも水回りの動線を優先したい
- スタイリッシュな感じよりもカフェのような落ち着いた空間がいい
上記のように、希望条件は人それぞれですが、優先順位を決めておくことで依頼したい施工会社を絞り込めます。
優先順位が決まっていないと、施工会社の選定や依頼先が決まったあとも、なかなか間取りが決まらないなど、時間がかかってしまいます。資料を受け取った段階から優先したいものを決めておきましょう。
希望のイメージを収集する
資料を見ていると、希望する住宅のイメージが湧いてきます。インスタグラムなどのSNSを活用して希望のイメージを収集していきましょう。
資料請求で得た資料の中に「これすごくいい!」と思ったデザインや間取りがあれば、丸をつけておいたり付箋を貼ったりしておくと、自分たちの希望が視覚的にわかるようになります。
収集していくうちに「この会社ならイメージに近そう」と判断できるようになるため、資料を見ながら希望のイメージを収集するところから始めてみてください。
ファイルやノートに情報をまとめる
資料請求をして、各社の特徴などの情報がわかったら、ファイルやノートに情報をまとめて、比較・検討してみましょう。
各社の、よいと思った点・疑問に思った点・マイナスな点をまとめ、決めておいた優先順位や収集した希望のイメージを踏まえながら、見学会や相談会に参加したい会社を絞りましょう。
家族で話し合いながら「間取りはA社の規格プランがイメージに近いけど、価格はB社のほうがよさそう」など、情報を整理していくとスムーズに進められます。
資料請求のメリットは、各社の情報を並べて、比較・検討できる点です。カラフルな色のペンでまとめたり、パソコンを使ってエクセルデータにまとめたりと、自分たちが見やすくワクワクする方法で1箇所に資料の情報をまとめましょう。
資料請求しただけでも営業は受ける?
資料請求の際には、名前や住所などの個人情報を入力するため「しつこい営業を受けるのでは」と不安に感じる方もいます。
注文住宅の施工会社は、それぞれが「自社で建てていただきたい」と考えているので、営業を受けるのは自然なことです。
ここでは、必要以上の営業を受けない方法としつこい営業を受けたときの対処方法を紹介します。
備考に注意してほしいことを記入する
必要以上の営業を受けたくないときは、資料請求をするときの備考欄に「電話やメールでの営業はお控えください」などと記入しましょう。
施工会社は個人情報を確認する際に必ず備考欄も見ているはずなので、電話やメールなどでのしつこい営業は控えてくれるはずです。備考欄をしっかり読んでくれていたか、希望に寄り添ってもらえたかという点は、注文住宅の依頼をするかどうかの判断をする材料にもなります。
何度か連絡があったらハッキリ気持ちを伝える
資料請求時に「連絡は控えてほしい」と伝えたのにもかかわらず、何度か連絡があった場合はハッキリと断りましょう。
- 他社で検討しているので
- これ以上の連絡は控えてください
他社で検討している場合はその旨を、依頼したい会社が決まっていない場合は連絡を控えてほしい旨を再度ハッキリと伝えることが大切です。
それでも連絡があるようなら、会社ホームページのお問い合わせや電話にて、迷惑行為をやめてくれないことを伝えてください。
利用したサイトに連絡する
資料請求を一括で依頼できるサイトを利用した場合は、そのサイトを運営する会社に連絡するという手もあります。
サイトを運営しているスタッフが、依頼者の代わりに何らかの対応をしてくれることでしょう。自分では対応しきれない場合は、遠慮せず運営もとの会社に連絡しましょう。
施工会社への一括資料請求やモデルルームのVR内覧ができる「メタ住宅展示場」は東京証券取引所グロース市場に上場しているリビン・テクノロジーズ株式会社が運営しており、個人情報の取り扱いや利用後の対応などは安心できます。
注文住宅を検討した際には、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。