新築時に風水は気にすべき?抑えるべきポイント7選を紹介

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新築時に風水は気にすべき?抑えるべきポイント7選を紹介

家を新築するときに、風水は参考程度にするのがおすすめです。

風水というのは、家全体の運勢を高めるための環境学であって、必ず効果が出るようなものではありません。「風水を完璧にしたから、これで人生安泰」と、風水頼りな暮らしになってしまうことは、風水の考え方から外れています。

それでも風水の基本的な考えだけでも取り入れたい方向けに、風水の押さえておきたいポイントを7つ紹介します。

新築時の風水は参考程度に

新築するとき、風水はこだわりすぎずに参考程度にしましょう。まずは風水の基礎知識から紹介します。

そもそも風水ってなに?

風水は中国の古い時代(紀元前1,000年)から伝わる、建物の配置と自然の光や風との関係性の良し悪しを考えた学問です。

もともとは、中国の都市において、どの場所に建物を配置すれば、国は繁栄していくのかを考えるものでした。徐々に都市から一般的な建物へ対象が変わり、日本へ伝わったことで「新築時や日常で気にすべきこと」として浸透しています。

昨今では、スピリチュアル的なものという印象が強いですが、気候や風土などから、人々の快適な暮らし・健康を考えた環境学に分類される学問です。

風水と家相との違いは?

風水と家相は、根本的な考え方は同じであることから、使う言葉や用途が異なるだけで、ベースは同じものとして扱われます。

風水は中国から伝わってきた学問ですが、家相は日本で生まれた学問です。中国独自の建物の配置や自然との関係性(風通しや日当たりなど)の考え方に、日本の気候や土地の状態をプラスしたのが、家相の考え方のベースとなっています。

現在では、間取りに関する考え方を家相、土地に対する建物や室内における部屋・家具の配置に対する考え方を風水と分けて考えることが多いです。

風水と家相どちらを気にすべき?

風水と家相どちらを気にすべきかは、明確な答えはありません。

「快適に暮らすための考え方」というベースは同じなので、それぞれのポイントを知ったうえで、どれを採用していくかを検討することが大切です。

新築時に抑えるべき風水のポイント7選

新築するときに、風水の考え方を取り入れたい方は以下の7つを押さえておくとよいでしょう。

  • 玄関を南〜東に
  • リビングを南〜東に
  • キッチンは西・南西がNG
  • 玄関近くの水回りはNG
  • 墓地が近くにある土地はNG
  • 水害が多い土地はNG
  • 四角ではない土地はNG

選択する土地によっては、道路や駐車場との位置関係から、叶えるのが難しい場合もあります。その際は、風水では「清潔にすること」が運気を上げるために大切なこととされているので、こまめに掃除をして、家を清潔に保つようにして風水を満たしましょう。

玄関を南〜東に

まずは、玄関を南〜東にすることです。

玄関は、プラスの「陽の気」を招き入れる場所なので、吉の方角である南〜東に配置しましょう。風水的には、玄関がもっとも重要な場所で、玄関が雑に扱われていると、どんなに風水を満たしても運気は上がらないとされています。

また、配置だけでなく清潔であることをもっとも求められる場所でもあるので、汚れを多くためないように心がけることも大切です。

「南〜東に配置したから、それでOK」と思わず、家全体の運気を上げるために、常に清潔であるように、掃除をこまめにしておきましょう。

リビングを南〜東に

リビングは南〜東に配置します。

リビングは、常に人がいるうえに、家族が集まる大切な場所であるため、日当たりがよく明るい配置がよいとされます。プラスの気である「陽」が集まる場所でもあるため、ほかの部屋の配置もリビングから行き来できるようにするのがおすすめです。

家全体に陽の気がめぐるので、運気がアップするとされています。

キッチンは西・南西がNG

キッチンは西・南西を避けましょう。

西・南西は、夕方の西日が強く入ってくるため、食材が腐る危険性があり、健康にダメージを与えるとされています。古くからの考え方なので「冷蔵庫があるから大丈夫」と感じますが、火と水を使う場所のため気が不安定であることも理由のひとつです。

気が安定するとされる「東・東南・北西」に配置し、衣食住の大切な食の部分の運気をアップさせましょう。

玄関近くの水回りはNG

玄関の近くの水回りはNGです。

玄関はプラスの気である「陽の気」を入れる場所ですが、反対の陰の気がただよう水回りが近くにあると、せっかくの陽の気が陰と混ざってしまいます。

玄関から取り入れた陽の気を、家族が集まるリビングなどの居室にめぐらせることで家全体の運気が上がるので、そこに水回りを配置することは避けましょう。

墓地が近くにある土地はNG

墓地が近くにある土地は避けましょう。

墓地の近くは敬遠されがちですが、風水的にも陰の力(マイナスの力)が強いとして、避けることが吉とされています。恐怖や負のイメージが強いので、目に見えない力が働いてしまうことは心身ともによくないため、墓地の近くは避けましょう。

水害が多い土地は避ける

水害が多い土地は避けましょう。

風水の考え方では、湿気は「邪気じゃきとされるため、水害が多いような水気の多い土地は避けるのが吉とされています。たとえば、以下のような方法で、水害が多い地域なのか、水害が予測される地域なのかをチェックしましょう。

  • 地元の不動産会社に確認する
  • 市区町村が発行するハザードマップを見る
  • 実際に現地の状況をチェックする

四角ではない土地は避ける

四角ではない土地は避けましょう。

具体的には三角形や旗竿地のような形の土地のことをいいます。風水的に、三角形や旗竿地などの形は、欠けがあるため、健康やメンタルに悪影響を及ぼす土地として避けたほうがよいとされています。

理由は、間取りや建物の配置計画の際に、無駄なスペースが多くできてしまうためです。

風水を考えるときの注意点

風水を考えるときは、以下の3つに注意しましょう。

  • すべての風水を満たそうとする
  • 暮らしにくい間取りになってしまう
  • 掃除をしない

風水の根本にあるのは、暮らす人が心地よく快適に暮らすという考え方なので、その前提を満たすことが大切です。

すべての風水を満たそうとする

すべての風水を満たすのは困難です。

すべての風水を満たすことが目的になってしまうと、本来の「暮らす人が快適に過ごすこと」という風水の目的から外れてしまいます。風水は、運気の上昇を手助けしてくれる考え方であって、必ず効力のあるものではありません。

すべてを満たすことが大切なのではなく、その土地でいかに快適に暮らしていくかのほうが大切です。風水が暮らしの中心にならないように、注意しましょう。

暮らしにくい間取りになってしまう

風水を優先したため、暮らしにくい間取りになってはいけません。

家相的な「鬼門」や「裏鬼門」は、風水的にもよくない方角であるとされ、玄関やキッチンは避けることが推奨されています。しかし、選んだ土地や暮らす人のライフスタイルによっては、鬼門や裏鬼門に玄関やキッチンを配置したほうが暮らしやすいこともあるでしょう。

風水を意識しすぎて、暮らしにくい間取りにした結果、ストレスがたまり、家族仲が悪くなってしまったのでは逆効果です。風水的考え方は参考程度にして、暮らす自分たちが住みやすい間取りを中心に計画を進めていきましょう。

掃除をしない

大前提として、敷地や室内を清潔に保つ必要があります。

風水の根本的な考えには、清潔にすることがよい運気を招くとされています。玄関やリビングを東〜南に配置するのがよいとされるのも、明るくて風通しがよく、ジメジメせずに清潔であるからです。

しかし、風水的にバッチリな配置にしても、掃除をまったくしないのでは意味がありません。よい運気を招くとされる清潔感を意識して、家を綺麗にすることを意識しましょう。

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